本公演は、
開幕に際し、新国立劇場オペラ芸術監督の
上演時間は約2時間35分。公演は8月17日まで。
細川俊夫 コメント
非常に長い時間をかけてこの作品に取り組んできましたので、ついにこの初演という形で結実したことが本当にうれしく、また感謝しています。大野和士さんはプロセス全体を通して素晴らしいサポートをしてくださいました。新国立劇場に集まった歌手の皆さん、新国立劇場合唱団、スタッフの皆さんは本当に素晴らしいです。とても充実したリハーサルができました。そして、この作品を素晴らしい演出でまとめてくださったクリスティアンにも感謝したいと思います。
クリスティアン・レート コメント
そのお言葉を細川俊夫さんと大野和士さんにすっかりお返ししたいです。「ナターシャ」は私と私のクリエイティブ・チーム、劇場も含めたチーム全体にとって並外れた冒険であり、並外れた旅でした。この新国立劇場で細川俊夫さんの新作の世界初演を演出するよう招かれたことを、大変光栄に思っています。細川さんのことはもちろん以前から存じ上げていましたが、直接お会いし、一緒に仕事ができるということは、演出家が夢見ることのできる全てと言ってよいのです。この仕事は、ロールスロイスを運転するようでした。すべてが五つ星プラス、プラス、プラスです。チーム、プロダクションに関わるすべての人の献身的なサポートはまさに並外れたものでした。
「ナターシャ」はアラトやナターシャのような若者誰もが、ある意味大人になる、成長して自分自身の個性を形成する物語です。私にとってはそれが非常に重要でした。多和田葉子さんの台本はシュールな方法で書かれていますが、このオペラの原動力は人物の心理と感情だと感じていました。この感情を演劇的な方法で目に見えるように、チームと共にアプローチを考えました。台本にも細川さんの音楽にもミステリーがあります。それが素晴らしい美点であり、作品をより面白くしています。このオペラを見る人、聞く人に、自分自身の考えを持ち、私たちが経験してきたことや、私たちの文化、人生の背景と、自分自身のつながりを見出していただきたいと思います。
オペラ「ナターシャ」
2025年8月11日(月・祝)、13日(水)、15日(金)、17日(日)
東京都 新国立劇場 オペラパレス
スタッフ
台本:多和田葉子
作曲:
指揮:
演出:クリスティアン・レート
出演
ナターシャ:イルゼ・エーレンス
アラト:山下裕賀
メフィストの孫:クリスティアン・ミードル
ポップ歌手A:森谷真理
ポップ歌手B:冨平安希子
中国のビジネスマン:タン・ジュンボ
サクソフォーン奏者:大石将紀
エレキギター奏者:山田岳
ステージナタリー @stage_natalie
細川俊夫×多和田葉子の新作オペラ「ナターシャ」開幕、大野和士は「本当にうれしい」と喜び(舞台写真 / コメントあり)
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