これは朗読と音楽ライブを組み合わせた“Reading Rock”の形式で、旅をテーマにした冒険譚2演目を、2週連続で上演するもの。7月4日から6日まではジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」を原作にした「ガリバー」、11日から13日まではジュール・ヴェルヌ「月世界旅行」を原作にした「月世界旅行」が披露される。出演者には林のほか、田村雄一、
上演に向け鈴木は「笑いあり(多め)、スリルあり、感動ありのストーリーを、Rock Musicにのせてお送りします。演出の鈴木勝秀と音楽の大嶋吾郎が、長年の実験と研究を重ねて作り上げてきたReading Rock。演劇と音楽の融合──いわゆるリーディングとは、まったく異なるジャンルをお楽しみください」とコメント。
また林は「『ガリバー』と『月世界旅行』という夢がある物語を、百戦錬磨の2人の先輩たちと助け合いながら、見に来ていただいた皆さんをワクワクした気持ちになれるように、楽しく演じます。7月、銀河劇場でのエキサイティングなトラベルショーで一緒に冒険に出かけましょう」と語った。
鈴木勝秀コメント
suzukatz. メモ ~ Reading Rock トラベルショー 上演に寄せて
Reading Rock トラベルショーは、第一部「ガリバー」と第二部「月世界旅行」の二部構成で、2週にわたりお届けします。
ともに別作品で、それぞれJ・スウィフトの「ガリバー旅行記」とJ・ヴェルヌの「月世界旅行」をもとにしています。
「ガリバー」は4つのパートに分かれます。ーーー<小人の国><巨人の国><空中浮遊国><馬の国>。
前半の2つは、子供向け絵本などでもお馴染みの、誰もが「ガリバー旅行記」と聞いて思い浮かべるお話です。後半の2つは、一見馴染みがなさそうですが、そんなことはありません。<空中浮遊国>は、「ラピュタ」という国名です。そうです、あの「天空の城ラピュタ」の原型です。そして<馬の国>は、芥川龍之介が「河童」を書く際に、多大なインスピレーションを得たことを芥川自身が認めています。
「月世界旅行」は、2022年に公演した作品(塚田僚一主演)のリメイクです。ロケットなど存在しない時代、人間が乗り込める大砲の弾丸で、月まで行ってみよう!という、フロンティア精神旺盛なおバカ3人組の宇宙旅行の話です。
フランス人とアメリカ人という混成チームで、未知の宇宙空間に飛び出し、奇想天外の大冒険!
果たして3人は月に到着できるのか? そして、無事に地球に帰還できるのか?
この2作品を連続上演することで、近代ヨーロッパの精神に触れ、同時に現代にも通用する普遍的な人間の抱える問題を浮かび上がらせることができるでしょう。
笑いあり(多め)、スリルあり、感動ありのストーリーを、Rock Musicにのせてお送りします。
演出の鈴木勝秀と音楽の大嶋吾郎が、長年の実験と研究を重ねて作り上げてきたReading Rock。演劇と音楽の融合──いわゆるリーディングとは、まったく異なるジャンルをお楽しみください。
林翔太コメント
朗読劇は、今回が初めての挑戦となります。そして、演出のスズカツさんとも初めましてで、ようやくご一緒できる機会をいただけたことを、とても嬉しく思います。朗読劇と音楽ライブが融合し、クセが強そうな作品になりそうですが、「ガリバー」と「月世界旅行」という夢がある物語を、百戦錬磨の2人の先輩たちと助け合いながら、見に来ていただいた皆さんをワクワクした気持ちになれるように、楽しく演じます。
7月、銀河劇場でのエキサイティングなトラベルショーで一緒に冒険に出かけましょう。
Reading Rock トラベルショー「ガリバー」 / 「月世界旅行」
2025年7月4日(金)〜13日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
スタッフ
「ガリバー」
原作:ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」
上演台本・演出:
音楽:大嶋吾郎
「月世界旅行」
原作:ジュール・ヴェルヌ「月世界旅行」
上演台本・演出:鈴木勝秀
音楽:大嶋吾郎
出演
「ガリバー」
ガリバー:
ウィルシャー:田村雄一
ヘンダーソン:
「月世界旅行」
インピー・バービケイン:林翔太
ニコル大尉:田村雄一
ミシェル・アルダン:細見大輔
ディアーヌ(犬):大嶋吾郎
※「ガリバー」は7月4日から6日まで、「月世界旅行」は11日から13日まで上演。
miki @mikit_mt
林翔太主演、鈴木勝秀が上演台本・演出担う「ガリバー」「月世界旅行」2週連続上演(コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/E4u0DtnkPT