歌舞伎「あらしのよるに」“疑似生配信”、誠お兄さんによる特典映像「食べちゃいたいそう」も

「十二月大歌舞伎」第一部「あらしのよるに」の“疑似生配信”が、12月28日11:00に歌舞伎オンデマンドで実施される。

現在、東京・歌舞伎座での「十二月大歌舞伎」で上演中の「あらしのよるに」は、きむらゆういちの同名絵本を原作にした歌舞伎作品。今回の上演版では、狼のがぶを初演から同役を演じてきた中村獅童、山羊のめい役を、初役となる尾上菊之助が勤めている。今回の“疑似生配信”では、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で、第12代体操のお兄さんを務めていた“誠お兄さん”こと福尾誠が、開演前と幕間、終演後に生出演し、視聴者をナビゲートする。また、舞台映像には歌舞伎を初めて観る子供や、その両親に向けた“やさしい解説音声”が付く。

さらに、疑似生配信の視聴券の購入者は、福尾と歌舞伎のポーズに挑戦できる特典映像「食べちゃいたいそう」を視聴することができる。配信に向け、福尾は「この度、歌舞伎『あらしのよるに』擬似生配信に出演させていただくことになりました。歌舞伎デビューにぴったりな本作品を親子で楽しんでいただけるよう、精一杯ナビゲートします！ そして『食べちゃいたいそう』という体操コンテンツにも出演させていただいております。歌舞伎のポーズを真似して楽しむことができる体操になっています！ みんなの感じるままに、“友達だけど、おいしそう”、“食いてえなあ～”を表現してくれたら嬉しいです！ 素敵な機会に皆さんと一緒に観劇できるのを楽しみにしています！」と思いを述べた。

なお、ステージナタリーでは「十二月大歌舞伎」の特集を展開中。獅童と菊之助が、「あらしのよるに」への思いや、互いの印象を語っている。