キャラメルボックス「ミスター・ムーンライト」23年ぶりの上演、大阪でスタート

演劇集団キャラメルボックス2024 クリスマスツアー「ミスター・ムーンライト」が、昨日12月7日に大阪・サンケイホールブリーゼで開幕した。

成井豊作「ミスター・ムーンライト」は、2001年に初演された作品。23年ぶりとなる今回の再演には、関根翔太、阿部丈二、鍛治本大樹、林貴子、山本沙羅、生田麻里菜、石森美咲、石川寛美、田中のぶと、三浦剛、近江谷太朗らが出演する。

図書館で司書をしている鹿島は、風邪を引いてしまい、自宅のアパートで床に就いていた。ところがその1時間後、鹿島は大学時代の友人・結城の家に姿を現す。迎えに出た結城の妻・都に対し、鹿島は「自分は半年前に交通事故で亡くなった、結城の妹のかすみだ」と名乗り……。

作・演出を手がける成井は、開幕に際し、「23年ぶりの『ミスター・ムーンライト』がついに大阪で幕を開けました！ 近年のキャラメルボックスでは珍しい圧倒的なスピードでグングン進む物語。主演の関根翔太が走る、しゃべる、殴られて転がる。作者の私も大興奮しました。そして、登場人物たちを見つめる舞台奥の満月がゾッとするほど美しい。ぜひともたくさんの人に見てほしいです。劇場でお待ちしています」とコメントした。

上演時間は約1時間55分。大阪公演は本日12月8日まで行われ、20日から25日まで東京・サンシャイン劇場で上演される。

ステージナタリーでは「ミスター・ムーンライト」の特集を展開中。本特集では、キャストの関根、鍛治本、近江谷、作・演出を担う成井が公演にかける思いを語っている。