これは
波多野は、高校時代に演劇部で本作を上演したかったがかなわなかったというエピソードに触れつつ「もうあれから随分経ってすっかり大人、高校生から見たら先生でおかしくない年になってしまいましたが、それでもずっと『いつ高』を上演したい高校生の私が心の中に居座っておりました。その子を今日この日に連れて来れたことがとても嬉しいです」と喜びを語る。
上演時間は約1時間となり、公演は11月2日まで。波多野のコメント全文と、演出の山本、出演の関、土本からのメッセージは以下の通りとなっている。
波多野伶奈コメント
主宰の波多野伶奈です。
今までずっと一人芝居をしていましたが、今回は友だちを呼びました。三人芝居です。
いつか昔、高校生だったころ、演劇部で「いつ高」をやりたいと提案したことがありました。大会用の台本会議に出したものの、人数が合わないから、といった理由で他の台本に決まりました。
もうあれから随分経ってすっかり大人、高校生から見たら先生でおかしくない年になってしまいましたが、それでもずっと「いつ高」を上演したい高校生の私が心の中に居座っておりました。
その子を今日この日に連れて来れたことがとても嬉しいです。
どうぞ、沢山楽しんでもらえますように。
山本真生コメント
「ファンタジーでなければならない。」
いつ高シリーズの戯曲は、いつも、このト書からはじまります。
私たちはこれを今回の上演では「全ての可能性を肯定する」という意味だとしました。
可能性とは、散りばめられた様々な余白のこと。うわさ話の「らしい」とか、登場人物たちのまなざしの先とか、言葉の端々だったり色々。
それを、自分なりのフレームで切り取って楽しんでほしいです。
会場でお待ちしております!
関彩葉コメント
今25歳の私は25年分の時間を過ごしてきましたが、未だに今!というころにはそのどれもが記憶になってしまうことにびっくりしてしまいます。おばあちゃんと神経衰弱をした今、中華屋であつあつのねぎラーメンを掬い上げた今、友だちと高層ビルの工事を見守った今、大割愛◎
そんな記憶になってしまった私&皆さまの今たちと今! この今! を結びつけられたらいいなと私は思っています。またどこかで。
土本燈子コメント
初めてここ、水性に来たときに学校の倉庫のような、喫茶のような、さがしっこ絵本「ミッケ!」のような。ここにしかない空気に胸踊ったことを覚えています。今も、踊っています。
この空間、戯曲との距離をはかりながら、演出・山本さんのきらめくアイデアをエンジンに、健やかに稽古ができました。
波多野さんは関さんとわたしを「友だちを呼んできた」といってくれたけれど、2人は友だちでいる前からひとりひとりいろんな場所で戦っていたかっこいい俳優たちで、でも今は友達で、でも俳優で、、、。
やることは変わらず! 今のせいいっぱいを、目撃していただけること、とても嬉しいです。
チャミチャム case3「いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した」
2024年10月29日(火)~2024年11月2日(土) ※公演終了
東京都 水性
スタッフ
脚本:
演出:山本真生
出演
関彩葉 / 土本燈子 /
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リンク
波多野 伶奈 @venus_jesus07
念願かなえました! https://t.co/AWjok9Nhq5