「DREAM BOYS」は、2004年に滝沢秀明主演で初演されて以来、
カーテンコールではまず、渡辺や森本が観客にあいさつしたのち、本作に長年出演してきた紫吹淳、鳳蘭に花束を手渡して感謝の意を示した。劇場が温かな空気に包まれる中、突然舞台袖から歌声が聞こえてくる。やがて劇中歌を歌いながら亀梨がサプライズ登場すると、会場には大歓声が。亀梨は森本に青いトロフィー、渡辺に赤いトロフィーをそれぞれ手渡し、彼らをねぎらった。
その後は囲み取材がスタート。2004年から2012年まで「DREAM BOYS」に出演した亀梨は「後輩たちがバトンを受け取り、作品が進化していく過程を見られて幸せ。今日の千秋楽も楽しく拝見した」と笑顔で述べる。また亀梨は、自身も長年立ってきた帝劇クローズへの思いを「帝劇はエンタメの基礎を教わった場所。ここで学んだことを、仲間たちと協力しながら未来へとつなげたい」と語った。
渡辺は亀梨の登場に「今朝、『ラヴィット!』に出てましたよね!?」と驚きながら、「僕と慎太郎は亀梨くんが座長を務めるドリボに出演していた。自分が今ここにいることが改めて感慨深い」と笑顔。亀梨が「あの頃の慎太郎はあんなに小さかったのに、大きくなったなあ」と笑顔を向けると、森本は「亀梨くんとまた帝劇に立てるなんて、うれしくて言葉が出ない」と喜びをかみ締めた。
なお渡辺と森本は、昨年の公演に続いてそれぞれ主演、チャンプ役を担う。渡辺は「前回はいっぱいいっぱいだったけど、亀梨くんから『渡辺翔太の個性を出して』と助言をもらったことを覚えている。今年は自信を持って舞台に立てたし、自分たちでドリボの幕を下ろせることが本当に光栄」と晴れやかな表情を浮かべる。森本も「舞台に立っていて、お客様の表情の変化や感情の流れをより強く感じた。エンディングのしょっぴー(渡辺)のフライングを観るお客様の笑顔で、エンタメの素晴らしさを改めて実感しました」と胸の内を明かす。亀梨は「去年2人は『(ドリボへの出演が)不安だ』と僕に打ち明けてくれていた。だから今年のドリボを2人が進んで引き受けてくれたと聞いて、すごくうれしかった」と後輩たちに笑顔を向けた。
また演出の堂本について渡辺は「光一くんは普段“演出家の顔”ですが、僕が相談に行くと“先輩の顔”で迎えてくれる。その姿がカッコよくて、本当に尊敬しています」と厚い信頼を寄せる。森本は「光一くんからは発声や語尾の言い方、セリフへの感情の入れ方といった基礎だけでなく、チャンプという役の軸についても学んだ。『光一くんの気持ちに応えたい』という思いで舞台に立ちました」と言葉に力を込めた。
会見終盤、亀梨は「久しぶりの0番は良いですね」とステージ前方中央に進み出ると、観客席をしみじみと見渡す。これを受けた渡辺は「先輩に向かって失礼ですが、長くなりそうなので帰ってもらえると」とまぜっ返して亀梨と観客の笑いを誘った。亀梨の退場後、森本は「亀梨くん、カッコよくね!?」と興奮した表情に。渡辺は「歩き方もカッコよかった」と亀梨の“カッコいい歩き方”を再現しつつ、「ご本人が目の前にいないといじれる。でもあとで怒られそう(笑)」と呟いた。
渡辺は「帝劇リニューアル後に、僕たちの背中を見てくれていた後輩の誰かが座長をやってくれたらうれしい。でもひとまずこれにてドリボは終了です。皆さん、本当にありがとうございました!!」と会見を締めくくる。ステージにエンドロール映像が流れたのち、紗幕の向こうのボクシングリングでは渡辺と森本が熱い抱擁を交わし、「DREAM BOYS」千秋楽は終了した。
DREAM BOYS
2024年10月9日(水)〜29日(火) ※公演終了
東京都 帝国劇場
スタッフ
演出:堂本光一
出演
主演:
Champ:
田村海琉(少年忍者) / 織山尚大(少年忍者) / 川﨑皇輝(少年忍者) / 内村颯太(少年忍者) / 深田竜生(少年忍者) / 黒田光輝(少年忍者) / 檜山光成(少年忍者) / 久保廉(少年忍者) / 小田将聖(少年忍者) / 元木湧(少年忍者) / 北川拓実(少年忍者) / 青木滉平(少年忍者) / 安嶋秀生(少年忍者) / ヴァサイェガ渉(少年忍者) / 鈴木悠仁(少年忍者) / 瀧陽次朗(少年忍者) / 川﨑星輝(少年忍者) / 山井飛翔(少年忍者) / 長瀬結星(少年忍者) / 豊田陸人(少年忍者) / 稲葉通陽(少年忍者) / 紫吹淳 / 鳳蘭
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