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会見には、芸術監督のタマシュ・デートリッヒ、「2024年日本公演」に出演するフリーデマン・フォーゲル、エリサ・バデネス、マッケンジー・ブラウン、ガブリエル・フィゲレドが出席。デートリッヒは2022年に日本で行われた「シュツットガルト・バレエ団 ガラ公演」を振り返り、「当時はコロナの影響もあり、公演の規模を縮小しなければならなかったのですが、無理をしてでも来日した甲斐がありました」と述べつつ、「2024年日本公演」の話題につなげ、「『オネーギン』は日本でも人気の作品。また今回、『椿姫』の振付家であるノイマイヤーも共に来日し、演出を手伝ってくれるという話になっていますので、我々も非常に楽しみにしています」と晴れやかな表情で語った。
「オネーギン」でタイトルロール、「椿姫」でアルマン役を務めるフォーゲルは、本日7月31日に東京文化会館で開幕する「第17回 世界バレエフェスティバル」に出演することに触れ、「『2024年日本公演』の予告編のような形で、私とエリサで『椿姫』のパドドゥを踊る予定です。そちらも楽しみにしていてください」とコメント。「オネーギン」でタチヤーナ役、「椿姫」でマルグリット役を演じるバデネスは「日本公演に出演できることに対し、非常にワクワクしています」と笑顔を見せる。また記者から、クランコ作品とノイマイヤー作品の印象について問われると、フォーゲルとバデネスは「2人共、動きを通してストーリーテリングができる天才」と口をそろえた。
ブラウンは同バレエ団のプリンシパルに昇格したばかりで、フィゲレドは2024-2025シーズンからプリンシパルに昇進する新星。「オネーギン」でオリガ役、「椿姫」でプリュダンス役を務めるブラウンは「私たちが若い頃から、芸術監督が気にかけてくださっていたことをとても感謝しています。ダンサーとして、アーティストとして、そして人間として、今後もどんどん成長したいと思います」と意気込みを語り、「オネーギン」でレンスキー役、「椿姫」でデ・グリュー役を務めるフィゲレドは「芸術監督が私を信頼してくださっていること自体が、私自身のモチベーションを高める材料になっています。特に『オネーギン』のレンスキーは、ジェットコースターのような感情を持った人物なので、彼の感情を踊りで表現できれば」と抱負を述べた。
会見の終盤、記者から日本の観客の印象について問われたフォーゲルは「皆さん、バレエ文化を大切にしてくれる方ばかり。作品のストーリーや背景にある情報をよくご存じで、とても目が肥えていらっしゃると思います」とにこやかに答えた。
「2024年日本公演」のチケットは8月7日10:00に一般発売される。
シュツットガルト・バレエ団 2024年日本公演
2024年11月2日(土)〜10日(日) ※公演終了
東京都 東京文化会館
スタッフ
「オネーギン」
振付・演出:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
「椿姫」
振付:
音楽:フレデリック・ショパン
出演
「オネーギン」11月2日14:00開演回
オネーギン:フリーデマン・フォーゲル
タチヤーナ:エリサ・バデネス
オリガ:マッケンジー・ブラウン
レンスキー:ガブリエル・フィゲレド
グレーミン公爵:ロマン・ノヴィツキー
「オネーギン」11月3日14:00開演回
オネーギン:ジェイソン・レイリー
タチヤーナ:アンナ・オサチェンコ
オリガ:ディアナ・イオネスク
レンスキー:アドナイ・ソアレス・ダ・シルヴァ
グレーミン公爵:ファビオ・アドリシオ
「オネーギン」11月4日14:00開演回
オネーギン:マルティ・パイシャ
タチヤーナ:ロシオ・アレマン
オリガ:ヴェロニカ・ヴェルテリッチ
レンスキー:ヘンリック・エリクソン
グレーミン公爵:クリーメンス・フルーリッヒ
「椿姫」11月8日18:30開演回
マルグリット:エリサ・バデネス
アルマン:フリーデマン・フォーゲル
マノン:アグネス・スー
デ・グリュー:マッテオ・ミッチーニ
プリュダンス:マッケンジー・ブラウン
「椿姫」11月9日14:00開演回
マルグリット:アンナ・オサチェンコ
アルマン:デヴィッド・ムーア
マノン:ヴェロニカ・ヴェルテリッチ
デ・グリュー:ガブリエル・フィゲレド
プリュダンス:ダイアナ・ルイズ
「椿姫」11月10日14:00開演回
マルグリット:ロシオ・アレマン
アルマン:マルティ・パイシャ
マノン:アグネス・スー
デ・グリュー:マッテオ・ミッチーニ
プリュダンス:マッケンジー・ブラウン
※子ども無料招待、U-25割引あり。
※出演予定だったアンナ・オサチェンコは急病のため来日できなくなりました。そのため、一部配役が変更になります。
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きりちゃん @kirichantw
何回見ても 等身どうなってるの😳ってなる。 https://t.co/MkmTeG78Uq