鞘師里保「非日常の体験を」、加藤拓也が描く不思議な冒険「らんぼうものめ」スタート

「KAATキッズ・プログラム2024『らんぼうものめ』」が、昨日7月20日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。

これは、加藤拓也が作・演出を手がける、子供も大人も楽しめる新作演劇。鞘師里保をはじめ、安藤聖、金子岳憲、近藤隼、秋元龍太朗、中山求一郎、高田静流が出演する。劇中では、連れ去られた母を追って“神さま”の世界に迷い込んだ、“らんぼうもの”の8歳の少年（鞘師）の、ちょっと怖くて不思議な冒険が展開。終演後には、全公演でバックステージツアー「らんぼうものめのちいさな美術館」が開催される。

開幕に際し、加藤は「稽古場での稽古や通し、劇場に入ってからの通し稽古とゲネプロで実際に対象年齢のこどもに観てもらい、楽しいリアクションがもらえたので、やってきたことが合っていたのかな？という半分ぐらいの自信と、半分ぐらいドキドキしている感じで、初日を迎えることになるんだなと思っていますきっとあまり見ることのない演劇だと思うので、お子さんと一緒に楽しみに来てください。劇場でお待ちしています」とコメント。

鞘師は「ゲネプロを通してようやく形になったのを体感して、正直少し安心している気持ちです。観に来てくださった方に面白かったと感想を言っていただけたのもちょっと手応えになっています。バックステージツアーも含めてとても充実した内容になっていると思うので、これは楽しい時間になるに違いないとワクワクしています。遊園地やお化け屋敷に行った後のような、何か一つ非日常の体験をした心で帰っていただけると嬉しいです。楽しんでいただけるように私たちも一同頑張ります」と呼びかけた。

本編は約1時間30分で、バックステージツアーは約30分。神奈川公演は7月28日まで。その後、8月4日に福島・いわき芸術文化交流館アリオス 中劇場、17・18日に長野・まつもと市民芸術館 小ホールで公演が行われる。