10周年の劇団人間嫌いが下北沢で3作連続上演、第1弾は春休みのJD描く「いい旅、現実気分。」

劇団人間嫌い「いい旅、現実（リアル）気分。」が3月13日から17日まで東京・小劇場楽園で上演される。

これは、“メンヘラが泣いて、おじさんが笑う。”をスローガンに掲げて活動する劇団人間嫌いの、10周年を記念した公演。昨年上演された10周年プレ公演「東京_ビジネス_ホテル【朝食付き】特別アメニティ付き人気レディースプランで快適ステイ♪ 7,150円～（大人1名利用時）」に続く周年企画となり、今回は本作を皮切りに東京・下北沢で3作品が披露される。

第1弾となる「いい旅、現実（リアル）気分。」では、主宰・岩井美菜子の作・演出による“旅”と“離島”をテーマにした物語が展開。春休みを謳歌しようとブルーオーシャンを目指す、JDたちの姿が描かれる。岩井は作品について「取材で潜伏キリシタン関連世界遺産に訪れ、教会や集落に残る、人の心を世界遺産としているのが興味深く、そういった人の心の宿った形のようなものをどう表現するかというのを考えています。形容詞でだらだら語るのではなく、『何かもっと具体的な何か』ということに挑戦していきたいと思います」と構想を語った。出演者には稲葉捺月、岸鮫子、鈴谷和子、藤田頼奈、武田紗保、前田夏実、泉有紗、川勾みちが名を連ねるほか、日替わりキャストが参加する。

なお、第2弾として7月に東京・シアター711で「かわいいチャージ'24」、第3弾として12月に東京・駅前劇場で新作が上演される予定だ。