再演が歴史の始まりになることを願って、Noism×鼓童「鬼」再演ツアーがスタート

Noism×鼓童「鬼」が、昨日12月15日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場にて開幕した。

Noism×鼓童「鬼」は、新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団・Noism Company Niigata（以下Noism）と、新潟県佐渡市を拠点に活動する太鼓芸能集団 鼓童の初共演作品。作曲家・原田敬子が書き下ろした音楽を、鼓童が生演奏し、金森穣の演出振付でNoismの面々が踊る。昨年、新潟をはじめ5都市で初演され、今回はNoismの20thシーズンの幕開けを飾る作品として、再演ツアーが行われる。

開幕に際し、Noism1の三好綾音は「今回有難い事に、こんなに短い期間で鼓童の皆様に再会し、『鬼』再演が開幕いたしました。 それぞれに色々な事を経験して、集団としても、個としても強くなり、それをまた一つのものにぶつけて、一つがもっと強い一つになる、そんな風に感じていて、わくわくする毎日を過ごしています。 公演回数は多くありませんが、是非各地の劇場へお越しくださいませ。 こちらの身体が持っているエネルギーと、音に乗って届くエネルギーに身を委ねて、”鬼”と出会い、再び人間の素晴らしい所を理解して、愛していただければ嬉しく思います。 また、この再演が歴史の始まりになることも願っています」とコメント。

鼓童の平田裕貴は「初演からそれぞれの1年半を経ての再演。さらに増した緊張感と集中力の中で、自分たちそのものを『ぶつけ合う』エネルギー感がものすごく熱い初日でした。その拮抗が刺激的で、あの独特な空気感、この後公演を重ねていくのがすごく楽しみです！ もはや『再演』という名の『初演』です」と手応えを語った。

なお公演では、Noismによる「お菊の結婚」を同時上演。「鬼」と同じく金森が演出振付を担う本作では、イーゴリ・ストラヴィンスキーの音楽が用いられる。なお熊本公演では「お菊の結婚」の代わりに、鼓童による特別コンサートが披露される予定。

上演時間は約1時間30分の予定。新潟公演は12月17日まで。本公演はその後、1月13・14日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホール、20日に岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 大劇場、25日に熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール（熊本市民会館） 大ホールにて行われる。