来年2・3月に東京と大阪で本公演が実施されるミュージカル「伝説のリトルバスケットボール団」のプレビュー公演が、本日7月27日に東京・タワーホール船堀で開催される。それに先駆け、昨日26日にゲネプロが行われた。
本作は、パク・ヘリム作、ファン・イェスル作曲による韓国発のオリジナルミュージカルで、本国ではミュージカル賞「イエグリーンミュージカルアワード」のミュージカル賞、演出賞、脚本賞にノミネートされた作品。日本初演となる今回は、日本語上演台本・訳詞を
劇中では、クラスメイトに無視され、自分は“誰にも見えていない”と失望の中で自ら命を絶とうとする高校生スヒョンと、彼の身体に憑依する3人の高校生幽霊たち、そして弱小バスケットボールチームを率いるコーチらの、スポーツを通した心の交流が描かれる。舞台上には2つのバスケットゴールが設置され、出演者たちはリアルなボールとダンスを用いて躍動感たっぷりに練習や試合シーンを展開。登場人物たちの過去や葛藤が明らかになるにつれ、橋本、平野らを中心とするキャストの芝居の掛け合いに熱が帯び、それぞれが役の再起を丁寧に体現した。
ゲネプロ前に行われた囲み取材で、スヒョン役の橋本は本作の出演者が6人であることに言及し、「舞台に出ていないシーンでは舞台裏で着替えるなど、常にフル稼働している状態。スポ根ものならではの爽快感ある作品をぜひ楽しんで」とコメント。
幽霊のダイン役を演じる梅津は「幽霊組は十代で亡くなっている設定ですが、僕はもう30歳。脇と生足を出す衣裳を着る姿は、今後見られないかもしれない(笑)。心から童心に帰って駆けずり回り、最終的には切ない作品です。十代の頃の友達は今どうしているかな?と思い出すくらい、良いものになっていると思います」と自信をのぞかせる。
幽霊のスンウを演じる、バスケットボール経験者の糸川は「登場人物は個性豊かで、ここに集まった皆様も素晴らしい方ばかり。これぞ日本版の『伝説のリトルバスケットボール団』という作品をお見せできたらうれしい」と言い、「プレビュー公演で、お客様の口コミが広がって、本公演につなげられれば。半年間で皆のバスケのレベルも格段に上がっているはず」と共演者をあおる。同じく経験者で、幽霊のジフン役に扮する吉高は「今だからこそできる、このチームでのフレッシュさをお届けできたら。半年後には体力も付けて、さらにキラキラした青春の、バスケのエネルギーを作品にぶつけたい」と意気込んだ。
弱小バスケットボールチームに所属するサンテ役の太田は「明るくて楽しくて良い曲が多い」と楽曲について述べ、「生きている人のほうが時間が止まっていたり、亡くなった人が実は先に進んでいたりということはある。この作品を観て、自分ももう一歩進みたいという気持ちになっていただけたら」とアピールした。
「青春の爽やかな感じや弾け飛ぶ感じが、ライブの音ならではで飛んでくるのが魅力」と語るのは、コーチのジョンウ役を演じる平野。「この5人が歌って踊って、お芝居をしている姿を観ると、それだけで胸が熱くなる。(この作品で描かれるのは)“青春”よりももっと言って良い……スカイブルースプリング、ですかね」とコメントし、笑いを誘った。また、20年ぶりにバスケットボールに触れたという平野は、場当たりでシュートを「8割外しています」と告白。その様子を見ていたスタッフから、「(舞台では)照明がありますから」とフォローされたという。
最後に橋本が「素敵な物語に生きられることを幸せに思います。僕らの使命は、たくさんの人にこの物語を伝えること。プレビュー公演では今ある全力を尽くしますが、来年に向けて、伸びしろもあると思いますので、それも含めて楽しみにしていただければ」と語った。
上演時間は休憩なしの約1時間50分。本公演は、来年2月15日から25日まで東京・草月ホール、3月2・3日に大阪・松下IMPホールにて行われる。
ミュージカル「伝説のリトルバスケットボール団」
2023年7月27日(木)※プレビュー公演
東京都 タワーホール船堀
2024年2月15日(木)~25日(日)
東京都 草月ホール
2024年3月2日(土)・3日(日)
大阪府 松下IMPホール
作:パク・ヘリム
作曲:ファン・イェスル
オリジナル・プロダクション:アンサン文化財団、IM Culture
日本語上演台本・訳詞:
演出・振付:
キャスト
スヒョン:
ダイン:
スンウ:
ジフン:
サンテ:
ジョンウ:
バンドメンバー:田中葵、朝田英之、澤田将弘、赤迫翔太
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亜貴 @ChiakiEagle
2枚目wwwめちゃくちゃすきなやつwwwwww https://t.co/CjZxUU9Ua8