チェルフィッチュ新作は“日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇”

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チェルフィッチュ「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」が、8月4日から7日まで東京・吉祥寺シアター、9月30日から10月3日まで京都・ロームシアター京都 ノースホールで上演される。

チェルフィッチュ「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」メインビジュアル

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岡田利規(c)宇壽山貴久子

岡田利規(c)宇壽山貴久子[拡大]

「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」は、岡田利規が作・演出を手がける新作公演。ドイツの創作現場で、非ネイティブの俳優が言語の流暢さではなく本質的な演技力の高さを評価されたことを目の当たりにした岡田は、日本語を母語としない俳優との協働を構想した。チェルフィッチュでは2021年からワークショップやトークイベントを実施し、今年3・4月にはこれまでのワークショップ参加者を対象としたオーディションを実施。そこで選ばれた4名を含む俳優たちと共に、SF演劇「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」を創作・発表する。出演者には、安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、米川幸リオンが名を連ねた。

上演に際し、岡田は「『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』は、『日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇』と聞いて多くの人がイメージするとおぼしきもの、とはおよそ異なるすがた・かたち・はたらきを備えた演劇作品です」とコメントした。

東京公演のチケット販売は7月1日10:00にスタート。なお京都公演は「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2023」の一環として行われる。

岡田利規コメント

重大なミッションを果たすべく、イン・ビトゥイーン号が、

四人の乗組員と一体のアンドロイドを載せて、

宇宙を漂泊しています──

「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」では、

内容的な〈リアリティ〉と形式的な〈リアリティ〉、

どちらの〈リアリティ〉も複数、並列的に提示されます。

演劇において、舞台の上で、せりふがある言語で発される……。

そのことの意味・機能についても、「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」では

複数のそれらが提示されます。

それは、あたかもマルチヴァースのようだ、と言えるかもです。

「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」は、

「日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇」と聞いて

多くの人がイメージするとおぼしきもの、とはおよそ異なる

すがた・かたち・はたらきを備えた演劇作品です。

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チェルフィッチュ「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」

2023年8月4日(金)~7日(月)
東京都 吉祥寺シアター

2023年9月30日(土)~10月3日(火)
京都府 ロームシアター京都 ノースホール

作・演出:岡田利規
出演:安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、米川幸リオン

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