conSept Dialogue in Theater#2「Heisenberg(ハイゼンベルク)」が、本日7月30日に東京のザ・ポケットで開幕した。
本公演は、映像制作や舞台制作を手がけるプロダクション・conSeptがストレートプレイを取り上げる「conSept Dialogue in Theater」シリーズの第2弾。「Heisenberg」はサイモン・スティーヴンスの脚本による二人芝居で、イギリス・ロンドンを舞台に、アメリカ・ニュージャージー州出身の四十代の女性ジョージーと、肉屋を営む七十代の男性アレックスの物語が描かれる。日本初演となる今回は、
古川は開幕に際し「お客様に、平田満さんと小島聖さんが全身全霊をかけて醸し出す濃密で芳醇な空気を、余すところなく味わっていただけることが至高の喜びです。二人の間に生まれる何かを、舞台上と客席の間に生まれる何かを、あなたと何かとの間に生まれる何かを、“感じて”いただけたら幸いです」と思いを述べる。
小島は「興味を持ち続け新鮮な気持ちで瞬間に出会い、頭でっかちにならず自分の身体を信じて稽古を繰り返すことで言葉は体に馴染んだはずです。その感覚を信じてあとは言葉が私から解放されて自由に空間に飛んでいったらいいなと思っています」、平田は「ある意味で、この年で『ハイゼンベルク』をするために役者になったのかもしれないと思ったりもします。ささやかでひそやかで声高ではない二人に寄り添っていきたいと思います」とコメントした。
上演時間は約1時間30分で、公演は8月14日まで。なお、一部公演は配信される。詳細は公式サイトを確認しよう。
古川貴義コメント
色々なことがありましたが、こうして無事に演劇を上演できること、お客様にお届けできることが、本当にありがたいです。
お客様に、平田満さんと小島聖さんが全身全霊をかけて醸し出す濃密で芳醇な空気を、余すところなく味わっていただけることが至高の喜びです。
二人の間に生まれる何かを、舞台上と客席の間に生まれる何かを、あなたと何かとの間に生まれる何かを、“感じて”いただけたら幸いです。
小島聖コメント
回を重ねるごとに発見があります。
相手の言葉からの発見もあれば、自分の言葉からの発見もあります。
興味を持ち続け新鮮な気持ちで瞬間に出会い、頭でっかちにならず自分の身体を信じて稽古を繰り返すことで言葉は体に馴染んだはずです。その感覚を信じてあとは言葉が私から解放されて自由に空間に飛んでいったらいいなと思っています。
もちろん私の中で本質的な部分は手放さず、けれど白か黒かのはっきりした結論は持たず中間の揺れ動くグレー色の濃淡のゆらぎを大切にして。
平田満コメント
「ハイゼンベルク」まもなく初日です。
小島聖さんとの二人芝居、逃げも隠れもできない舞台が始まります。芝居の拙さやいい加減に生きてきた人生も含めて、自分のすべてがさらけ出されるような気がします。
ある意味で、この年で「ハイゼンベルク」をするために役者になったのかもしれないと思ったりもします。
ささやかでひそやかで声高ではない二人に寄り添っていきたいと思います。
conSept Dialogue in Theater#2「Heisenberg(ハイゼンベルク)」
2022年7月30日(土)~8月14日(日)
東京都 ザ・ポケット
脚本:サイモン・スティーヴンス
翻訳:小田島創志
演出:
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