2022年
作劇を
会見には中島といのうえのほか、出演者の
いのうえは「天海姐さんに明るく楽しい作品をやってもらいたくて、バラサム2に決まった。劇団としても生バンドが入る音楽劇は4年ぶりなので、スカッとできる芝居になると思う」「“着せ替え天海姐さん”もあるのでお楽しみに」と述べる。またいのうえは本作のテーマを“世代交代”と紹介し、「フレッシュな俳優陣の活躍に期待しています」とほほ笑んだ。
古田は「石川五右衛門を演じるのは5回目なので、すっかり飽きています(笑)。今回は若い衆と共演できることが楽しみ」とコメントし、「おじさん、おばさんたちがいかに手を抜くかが勉強になると思う。よく見ておいて!」と若手キャストたちに声をかけて登壇者を笑わせた。
天海は「よもやバラサムをやれるとは。読み合わせでは『これこれ!』という、帰ってきた感覚があった」と笑顔。これまでもたびたび劇団☆新感線に参加してきた天海は「自分が出演するまで、新感線はキラキラ輝く星のような存在でした。出演してからは、折に触れて戻れる場所だと感じます。気心の知れた皆さんと、一緒に同じ方向を見て作品が作れてうれしい」と厚い信頼を寄せる。上演に向けては「美しく世代交代したい。私が新感線に参加するのは最後かもしれませんし(笑)、ぜひお運びください」と観客にメッセージを送った。
劇団☆新感線に初参加の石田は「このメンバーの中にいられることが光栄。憧れの天海さんとご一緒できるのも本当にうれしい。読み合わせでは、マスクの下でずっとニヤニヤしていました(笑)」と明かした。同じく初参加の神尾は、会見前日の読み合わせを「波が押し寄せてくるような本読みのテンポに飲まれてしまい、セリフを間違えました……」と振り返り、「2作目の舞台で新感線に参加できるとは。大先輩の背中を見てがんばります」と意気込んだ。
高田は読み合わせについて「初参加の皆さんのフレッシュな声に、『新しい風が吹きそうだな』とワクワクしました」とコメント。また古田、粟根といった劇団☆新感線のメンバーとの共演に、高田は「マンネリ感と安心感がない交ぜです(笑)。歳を取るのも良いものですね」と話す。同じく劇団員の粟根は「五右衛門シリーズといえばアクションが期待されていると思いますが、世代交代があるので前列の(年長)キャストは戦いません。若い方にお任せします」と笑い、「生バンドも登場して、“お祭り度”が増しますのでご期待ください」と呼びかけた。
劇団☆新感線の作品にたびたび出演している森奈は「台本を忘れたり舞台で何か大きな失敗をしたりすると、罰ゲームが課されます。内容はご想像にお任せしますが、初参加の皆さんも気を付けて(笑)」と初参加のメンバーにアドバイスする。また早乙女が劇団☆新感線の舞台に出演するのは、今回が4作目。「蒼の乱」で劇団☆新感線に初めて参加した早乙女は「兄(早乙女太一)と戦っては舞台袖に掃けていたので、ハードでした。天海さんが舞台裏で、僕たちをうちわであおいでくれたのを覚えています(笑)」とエピソードを語る。これを受けた天海は「だって彼ら、『上手に引っ込んで、下手の花道から出ろ!』とか言われていたんですよ。掃けてきた2人を座らせて『飲み物いる!?』とか聞いていましたね」と笑い交じりに話した。
初舞台の西垣は「まだ右も左もわかりません。でも学生時代にずっとフェンシングをやってきましたし、スピード感あふれる殺陣に生かせるのではと思って楽しみです」と目を輝かせた。
「『髑髏城の七人』 Season風」以来2作目となる生瀬は「僕の演技は読み合わせが一番面白い。ここから千秋楽に向かってゆるやかに面白くなくなる」と笑いを誘いつつ、「これで演劇人生が終わっても良いと思えるくらいがんばりたい」と意気込む。また生瀬が「天海さんと舞台でご一緒するのは初めてなので楽しみ。古田くんとは、ちょっとやりたくないですけども……」と古田に水を向けると、古田も「ああ、わたくしもそうです!(笑)」とやり返して会場を笑いで包んだ。
最後は出演者たちが、YouTube配信の視聴者にメッセージを送る。天海は「劇場で待ってるよ!」と声を張り上げながら手を振り、古田は「『薔薇とサムライ2』だけ観ても面白いと思いますが、前回の『薔薇とサムライ』をDVDで予習するともっと面白いかもしれないなあ!」と前作のDVDをPRして、会見は終了した。
公演は9月9日から11日まで富山のオーバード・ホール、22日から25日まで新潟・新潟県民会館 大ホール、10月5日から20日まで大阪・フェスティバルホール、11月1日から12月6日まで東京・新橋演舞場にて。大阪公演、東京公演のチケット一般販売は、9月18日10:00にスタートする。
2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX「薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-」
2022年9月9日(金)~11日(日)
富山県 オーバード・ホール
2022年9月22日(木)~25日(日)
新潟県 新潟県民会館 大ホール
2022年10月5日(水)~20日(木)
大阪府 フェスティバルホール
2022年11月1日(火)~12月6日(火)
東京都 新橋演舞場
作:
作詞:
音楽:岡崎司
振付・ステージング:川崎悦子
演出:
出演:
※高橋優香の「高」ははしご高が正式表記。
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