「薔薇とサムライ2」“あの衣裳”は天海祐希が自ら提案「楽しんでいただけるなら」

「《ゲキ×シネ》薔薇とサムライ２‐海賊女王の帰還‐」初日舞台挨拶が8月4日に東京・新宿バルト9で実施され、古田新太と天海祐希が登壇した。

本作は、劇団☆新感線が昨年上演した「薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-」を映画館のスクリーンで楽しめる映像エンタテインメント。2010年に上演された「薔薇とサムライ」の続編「薔薇とサムライ2」では、前作に続き天下の大泥棒・石川五右衛門役を古田、彼の協力を得てコルドニア王国国王となる女海賊アンヌ役を天海が務めた。

古田は「生の舞台は生の良さがあるけど、生の舞台だと見られないアップのお芝居が見られるのがゲキ×シネの良さ。ゆりちゃん（天海）が着せ替え人形ばりにいろいろな衣裳を着ているのは、見どころだと思います」とアピール。天海は「舞台『薔薇とサムライ2』、たくさんの皆さんと一緒に作り上げました。それをゲキ×シネでまた観ていただけるのは、本当にうれしいことです」と話し、「ある男装の衣裳については、この時期に薔薇サムを上演する意味を考え、私からいのうえ（ひでのり）さんに提案しました。きっとあの衣裳は、今後着ることはないかなあと思います。『劇団☆新感線だから！』『薔薇サムだから！』『皆さんに楽しんでいただけるなら』という思いで、着させていただきました」と思いを明かす。

また映画館での上映について、古田は「この間までは、コロナ対策でお客さんが1席ずつ客席を空けて座っていたのが印象的でした。ギュッと皆で集まって隣の人の体温を感じたり、隣の人が笑っていたりすると、シーンがより面白く見えることもあるので、そんなことを感じながらゲキ×シネ『薔薇とサムライ2』を楽しんでいただけたら幸いです。のんきな物語なので、暑気払いのつもりで気持ち良くなっていただけたらな」とコメント。

天海は「まだまだ注意は必要ですが、またこうして皆さんと劇場で密に会えることは、やっぱりうれしいですね。この数年の鬱憤を晴らすべく、ゲキ×シネ『薔薇とサムライ2』を楽しんでいただきたいと思います。公演中に観に来られなかった皆さんも、どんどん映画館に足をお運びください。また、劇場でお会いしましょう」と呼びかけた。

本作にはそのほか石田ニコル、神尾楓珠、高田聖子、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、西垣匠、生瀬勝久らが出演している。「《ゲキ×シネ》薔薇とサムライ２‐海賊女王の帰還‐」は新宿バルト9ほかで上映中。