市川染五郎、自身が演じる徳川信康ゆかりの地を訪問「悲劇的な運命、強さを肌で感じた」

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「六月大歌舞伎」第2部「信康」に出演する市川染五郎が、昨日5月13日に自身が演じる徳川信康のゆかりの地を訪問した。

市川染五郎(c)松竹

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左から齋藤雅文、市川染五郎。(c)松竹

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岡崎城の前に立つ齋藤雅文(左)、市川染五郎(右)。(c)松竹

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染五郎は、本作の演出を担う齋藤雅文と共に、まず愛知県岡崎市にある岡崎城を訪問。岡崎城は信康が城主を務めたことのある城で、2人は岡崎市内にある若宮八幡宮の首塚も訪れた。このあと、2人は静岡県浜松市に移動し、信康が最期の時を過ごした二俣城跡と、信康の墓がある清瀧寺へ足を運んだ。

市川染五郎(c)松竹

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市川染五郎(c)松竹

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信康ゆかりの地を巡った染五郎は「今回、自分が演じる役のゆかりの地を訪れることができ、大変嬉しかったです。来なければ分からないことがたくさんありますし、自分が想像していなかった角度からも信康のことを知ることができ、多くの収穫がありました」とコメント。さらに「信康が自害した二俣城跡は、事前にネットでも調べていましたが、今日実際に訪れてみて、何もないからこそ、『ここでこういうことがあったのだな』と想像することができ、より信康のことを知ることができました。ゆかりの地を訪れ、現代に生きる私たちには想像もつかないような覚悟を持って生きなければならなかった時代の信康の悲劇的な運命、強さを肌で感じることができました。今回は、齋藤さんに脚本・演出に入っていただき、新しい『信康』を作っていきたいと思っていますので、是非劇場にお運びいただければと思います!」と意気込みを述べた。

齋藤は「この地に立ってみて、信康の切なさや、家康は本当に信康を愛していたのだなということを実感できた気がします。切ないけれど男らしい、いい物語になるような、大きなヒントをもらった気がします。そして、染五郎さんは信康という役にとても合っている方だということを、この地に来てさらに感じました。信康は激しいキャラクターですが、とても切なく、青春を生き抜いた男、いいドラマになると確信しました。期待してください!」と語った。

「六月大歌舞伎」は6月2日から27日まで東京・歌舞伎座にて。

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「六月大歌舞伎」

2022年6月2日(木)~27日(月)
東京都 歌舞伎座

第1部

一、「菅原伝授手習鑑 車引」

出演
梅王丸:坂東巳之助
桜丸:中村壱太郎
杉王丸:市川男寅
藤原時平:市川猿之助
松王丸:尾上松緑

二、澤瀉十種の内「猪八戒」

作:岡鬼太郎
補綴:市川猿翁

出演
童女一秤金実は猪八戒:市川猿之助
孫悟空:尾上右近
沙悟浄:市川青虎
村長張寿函:市川寿猿
女妖緑少娥:市川笑三郎
女妖紅少娥:市川笑也
霊感大王実は通天河の妖魔:市川猿弥

第2部

一、「信康 岡崎城本丸書院の場、二俣城外の丘の場、二俣城本丸広間の場」

作:田中喜三
演出:齋藤雅文

出演
徳川信康:市川染五郎
松平康忠:中村鴈治郎
平岩親吉:中村錦之助
本多重次:市川高麗蔵
大久保忠佐:坂東亀蔵
大久保忠泰:大谷廣太郎
御台徳姫:中村莟玉
鵜殿又九郎:中村歌之助
奥平信昌:嵐橘三郎
大久保忠教:澤村宗之助
酒井忠次:松本錦吾
天方山城守:大谷桂三
大久保忠世:大谷友右衛門
築山御前:中村魁春
徳川家康:松本白鸚

二、「勢獅子」

出演
鳶頭:中村梅玉
鳶頭:尾上松緑
鳶の者:坂東亀蔵
鳶の者:中村種之助
鳶の者:中村鷹之資
鳶の者:尾上左近
手古舞:中村莟玉
芸者:中村扇雀
芸者:中村雀右衛門

第3部

「ふるあめりかに袖はぬらさじ」

作:有吉佐和子

出演
芸者お園:坂東玉三郎
通辞藤吉:中村福之助
遊女亀遊:河合雪之丞
岩亀楼主人:中村鴈治郎

※澤瀉の「瀉」のつくりは、わかんむりが正式表記。
※第3部は片岡仁左衛門の休演により、演目が変更になりました。

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