中村児太郎&中村隼人が「いぶき、特別公演」に向けて意気込み

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去る4月4日に「いぶき、特別公演」の取材会が行われ、中村児太郎中村隼人が出席した。

左から中村隼人、中村児太郎。(c)GEKKO

左から中村隼人、中村児太郎。(c)GEKKO

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「いぶき、」は次世代の歌舞伎俳優のために企画された公演シリーズで、昨年6月に京都で第1回公演が上演された。今年1月に予定されていた第2回は新型コロナウイルスの影響で中止となり、このたび第3回公演が実施される。「いぶき、」中止公演を経て今回に臨む児太郎は「(共演する予定だった)みんなが後ろにいるという思いを背負って今回も取り組めたら」と決意を語り、初参加となる隼人は同世代が出演する「いぶき、」シリーズをうらやましく思っていたと明かした。

中村児太郎(c)GEKKO

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中村隼人(c)GEKKO

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本公演では3本の歌舞伎舞踊が披露される。隼人が「雨の五郎」を、児太郎が「藤娘」を踊ったあと、2人は片岡仁左衛門・坂東玉三郎の当たり役でも知られる「二人椀久」に挑む。児太郎は「玉三郎さんにお話を聞きながら、隼人くんとの2人の世界を作ることを頑張っていきたい」、隼人は「幻想的な世界観が魅力の演目。児太郎君演じる(恋人の)松山大夫を愛しすぎて狂ってしまう椀久をお見せできたら」と抱負を語った。

左から中村隼人、中村児太郎。(c)GEKKO

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児太郎は幼なじみでもある隼人に対して「彼の、人を引き付ける能力は、今回の『二人椀久』でも最大限に発揮されると思う。僕の中では今、一番認めてほしい人なので、1か月間彼と時間を共有するのが楽しみ」と言い、隼人は「(演目の)ジャンルは違っても、一座を率いるという同じ苦しみ、楽しさを味わった彼に言われると、同じ言葉でも格別の嬉しさがある。共演していない時期も彼の出演情報を観るだけで刺激をもらえ、彼がいなければ今の僕はないとさえ言える」と応えた。公演は6月1日に東京・観世能楽堂、4日に神奈川・横浜能楽堂ほかで上演される。

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「いぶき、特別公演」

2022年6月1日(水)
東京都 観世能楽堂

2022年6月4日(土)
神奈川県 横浜能楽堂

※千葉・石川・京都・愛知・大阪・福島・熊本・福岡公演あり。

一、「『雨の五郎』長唄囃子連中」

出演:中村隼人

二、「『藤娘』長唄囃子連中」

出演:中村児太郎

三、「『二人椀久』長唄囃子連中」

出演:中村児太郎、中村隼人

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タヌえもん @3t4uAbmx

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