人間の“本当の価値”問いかける、山崎一の劇壇ガルバ「THE PRICE」開幕

劇壇ガルバ「THE PRICE」が、本日1月16日に東京・吉祥寺シアターで開幕した。

劇壇ガルバは2018年に山崎一によって旗揚げされた演劇集団。第3回公演となる今回は、アーサー・ミラーの「THE PRICE」を桐山知也の演出で立ち上げる。舞台はマンハッタン。ヴィクターは亡き父の家具を処分するため、骨董家具売買を営むグレゴリー・ソロモンと会う約束をしている。家具の処分にあたり、長年音信不通の兄・ウォルターにコンタクトを取ろうとしているが連絡がつかない。またヴィクターの妻・エスターは、夫が父親のために科学者になる夢をあきらめ警察官になったことに苛立ちを感じ、アルコールに依存していた。ソロモンが家具を鑑定し、ヴィクターが鑑定額を渋々受け入れて売買が成立しかけたそのとき、突然ウォルターが現れて……。

出演者には山崎のほか、大石継太、堀文明、高田聖子が名を連ねた。ソロモン役を務める山崎は、開幕に際し「作中では、価格に換算されない人間の本当の価値が問いかけられ、そこにアーサーミラーのシビアな人間観を感じます。強力な共演者、そして豪華なスタッフ陣と共に、素晴らしい作品に仕上がったと思います。ついに、この作品のプライス（価値）が証明されることでしょう」とコメントしている。

公演は1月23日まで。なお1月19日13:00開演回にはアフタートーク、21日18:30開演回にはプレトークが行われる。

山崎一コメント

昨年から準備を進め、誰一人欠けることなく無事初日を迎えることができました。

作中では、価格に換算されない人間の本当の価値が問いかけられ、

そこにアーサーミラーのシビアな人間観を感じます。

強力な共演者、そして豪華なスタッフ陣と共に、素晴らしい作品に仕上がったと思います。

ついに、この作品のプライス（価値）が証明されることでしょう。

ぜひこの機会に、吉祥寺シアターまで足をお運びください。