“人間の業を描いた喜劇”、倉持裕作・演出「イロアセル」開幕

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「イロアセル」が本日11月11日に東京・新国立劇場 小劇場にて開幕した。

「イロアセル」より。(撮影: 引地信彦)

「イロアセル」より。(撮影: 引地信彦)

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本公演は、新国立劇場が実施しているフルオーディション企画の第4弾。今回は、2011年に新国立劇場に書き下ろされ、鵜山仁の演出で上演された「イロアセル」を、倉持自身の演出で立ち上げる。

舞台は海に浮かぶある島。そこでは話した言葉に色が付くため、島民たちはウソがつけなかった。ある日、島の丘に檻が設置され、島外から囚人と看守がやって来る。彼らと話すときだけ、自分たちの言葉から色が消えることに気付いた島民たちは、次第に囚人のもとへ通うようになり……。

開幕に際し倉持は「この作品は、SNS社会に対する批評がベースにはありますが、人間の業を描いた喜劇でもあります。そんなテーマやストーリーのことなど考えず、色とりどりの仕掛けを眺めているだけでも楽しめると思います。皆様、ぜひご覧ください」とコメント。囚人役の箱田暁史は、作品で重要な役割を果たす“声”に言及しつつ、「一言で言い表せないから物語が、演劇が存在しているんだと思います。ぜひ劇場で、体感していただけたらなと思っています」と思いを語った。上演時間は休憩なしの2時間10分。公演は28日まで。

ステージナタリーでは倉持のインタビューを掲載。フルオーディション企画や作品に対する思いを聞いた。また特集後半では本作スタッフ陣から見た「イロアセル」についても紹介している。

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倉持裕コメント

フルオーディションによるキャスティング、稽古、スタッフミーティング、いずれもじっくり時間をかけて当たりました。おかげでいつもより平常心でこの日を迎えることが出来た気がします。

この作品は、SNS社会に対する批評がベースにはありますが、人間の業を描いた喜劇でもあります。そんなテーマやストーリーのことなど考えず、色とりどりの仕掛けを眺めているだけでも楽しめると思います。皆様、ぜひご覧ください。

箱田暁史コメント

第4回目のフルオーディション公演「イロアセル」がいよいよ開幕となりました。「囚人」とはいったい何なのか?「色」とは?

ずっと考えています。私たちはいつも他人の目を気にし評価を気にしています。それは必要なことです。より良い社会とはみんながちょっとずつ我慢することできっと成り立っている。出さなかった声があるということです。じゃあその我慢した声、思いはなかったことになるのか?

そんなことできるのかな? みたいなことをぐるぐる考えているんです。こういうことって一言で言い表せないから物語が、演劇が存在しているんだと思います。ぜひ劇場で、体感していただけたらなと思っています。

「イロアセル」

2021年11月11日(木)~28日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

作・演出:倉持裕
出演:伊藤正之東風万智子高木稟永岡佑永田凜、西ノ園達大、箱田暁史福原稚菜山崎清介山下容莉枝

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