これは、小池博史ブリッジプロジェクトが2013年から取り組む、インドの叙事詩「マハーバーラタ」全編舞台作品化計画の集大成となる公演。本作は前編“愛の章”、後編“嵐の章”に分けられ、劇中では、アジア各国の伝統舞踊に加え、ラップ音楽や映像なども取り入れたステージが繰り広げられる。出演者には、アジア各国から選出されたパフォーマーたちが名を連ねた。
開幕に際し、小池は「アジアのトップアーティストたちが2週間の隔離を経て、この6時間の作品と格闘した時間の集積体であり、さまざまな美意識が凝縮した、9年間の結晶体になっているように思います」と感慨を述べ、「今後、ぼくらは古代と現在と未来を同時に感じる必要性を認識せねばならない、時間の断層はなく、常に円環構造を描きつつ、時間や空間の照り返しがぼくたちの今の生なのだという認識です。『完全版マハーバーラタ』は時空と身体がキラキラ輝いています」とメッセージを送った。上演時間は、前編・後編それぞれ各約3時間を予定。公演は8月23日まで。
「完全版マハーバーラタ~愛の章」(前編)、「完全版マハーバーラタ~嵐の章」(後編)
2021年8月20日(金)~23日(月)
東京都 なかの ZERO 大ホール
演出・脚本・振付・構成:
出演:リー スイキョン(マレーシア)、小谷野哲郎、パムンカス ダナン(インドネシア)、カンパ ロンナロオン(タイ)、川満香多、プルノモ スルヨ(インドネシア)、土屋悠太郎、シヌンヌグロホ ヘルマワン(インドネシア)、ムーンムーン シン(インド)、
演奏:下町兄弟、今井尋也、Taku Hosokawa
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【公演レポート】「完全版マハーバーラタ」本日開幕、小池博史「時空と身体がキラキラ輝いています」(コメントあり)
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