MONOのユートピア喜劇「アユタヤ」開幕、土田英生「劇団らしい作品に仕上がった」

2

82

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 12 28
  • 42 シェア

MONO「アユタヤ」が2月17日に大阪・ABCホールで開幕した。

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)

大きなサイズで見る(全5件)

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)[拡大]

主宰の土田英生が作・演出を手がける本作は、新作の“ユートピア喜劇”。17世紀前半のシャムロ(現在のタイ)のアユタヤ郊外には日本人町があった。日本人町には、さまざまな理由で祖国を離れた人々が暮らしていたが、さらにその場所から逃れた人たちもいて……。

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)[拡大]

同作には水沼健奥村泰彦尾方宣久金替康博、土田、石丸奈菜美高橋明日香立川茜、渡辺啓太が出演。開幕に際し、土田は「コロナ対策に神経をすり減らしながらの稽古だったので、幕が上がったこと自体が奇跡に思えましたし、こんな状況下に劇場へ足を運んでくださるお客様にも感銘を受けました。作品内容も随分と変わりました。当初は悲劇として構想していたのですが、最終的に明るい話に。日常に苦しんでいる中、舞台上では希望のない話を見たくないと思ったからです。劇団らしい作品に仕上がったと思います。最終日まで上演できるよう祈ってます」と思いを明かした。

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)

MONO「アユタヤ」より。(撮影:井上嘉和)[拡大]

上演時間は休憩ありの2時間15分。大阪公演は2月21日まで。その後、26・27日に広島・JMSアステールプラザ 多目的スタジオ、3月2日から7日まで東京・あうるすぽっとで上演される。なおConfetti Streaming Theaterでは、本作の一部公演を配信。配信の詳細は公式サイトで確認を。

この記事の画像(全5件)

MONO「アユタヤ」

2021年2月17日(水)~21日(日)
大阪府 ABCホール

2021年2月26日(金)・27日(土)
広島県 JMSアステールプラザ 多目的スタジオ

2021年3月2日(火)~7日(日)
東京都 あうるすぽっと

作・演出:土田英生
出演:水沼健奥村泰彦尾方宣久金替康博、土田英生、石丸奈菜美高橋明日香立川茜、渡辺啓太

全文を表示

読者の反応

  • 2

井上嘉和 @inoue_yoshikazu

先日撮影させていただいたMONO『アユタヤ』
小さなコミュニティの中の微妙な関係性が丁寧に描かれていてSNSという関係性に違和感が増してきている(個人の意見です)中で色々と考えさせられる演劇でした。
https://t.co/UNRhWY7QDv

コメントを読む(2件)

関連記事

MONOのほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 MONO / 土田英生 / 水沼健 / 尾方宣久 / 金替康博 / 石丸奈菜美 / 立川茜 / 奥村泰彦 / 高橋明日香 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします