ロームシアター京都開館5周年で、雅楽×Noismが武満徹「秋庭歌一具」でコラボ

ロームシアター京都開館5周年記念事業 シリーズ 舞台芸術としての伝統芸能 Vol.4「雅楽 ～現代舞踊との出会い」が1月10日に京都・ロームシアター京都 メインホールにて上演される。

これは、日本の伝統芸能の継承と創造のため、ロームシアター京都という劇場を生かした企画・上演方法を探求するシリーズ企画の第4弾。今回はロームシアター京都開館5周年記念事業として、“雅楽”をテーマにした内容が展開する。

第1部は「開館5周年を寿ぐ雅楽演奏」と題し、雅楽演奏団体・伶楽舎と京都の音輪会による演奏が披露される。第2部では伶楽舎と、金森穣率いるNoism Company NiigataよりNoism0が、武満徹作曲「秋庭歌一具」のもとでコラボレーション。「残影の庭 ─Traces Garden」と題し、雅楽の新たな魅力を引き出す。

上演に向けて金森は「雅楽というこの国の伝統を、武満徹というこの国の近代（偉大な芸術家）を通して、現代の舞踊家の身体に召喚すること。消えゆく過程で聞こえてくる響き、見えなくなってから浮かび上がる影、その残響 / 残影に身体を澄ますこと。そうして立ち現れる“美しき”何か。そう、舞踊を創作する」とコメントしている。上演時間は約2時間を予定。

ステージナタリーではロームシアター京都開館5周年記念事業 シリーズ 舞台芸術としての伝統芸能 Vol.4「雅楽 ～現代舞踊との出会い」の特集を展開。伶楽舎とNoism0の合同稽古のレポートや、公演に向けた伶楽舎と金森のメッセージを掲載している。