倉田翠・柿崎麻莉子の作品を上演、愛知県芸術劇場「ダンス・セレクション」本日開幕

「ダンス・セレクション2020」が本日10月2日に愛知・愛知県芸術劇場 小ホールで開幕する。

愛知県芸術劇場のミニシアターセレクション、通称「ミニセレ」の一環として2018年にスタートした「ダンス・セレクション」は、同劇場プロデューサー選りすぐりのダンス作品を上演する企画。今回は、倉田翠 / akakilike「家族写真」、柿崎麻莉子「The stillness of the wind」の2作品が上演される。

開幕に際し、倉田は「再演を繰り返す中で、実際の成長や老い、現実の変化が大きく影響してくる作品なのだと強く感じています。良いことも悪いこともあります。家族の歴史を見届けていただけたら幸いです」とコメント。柿崎は「生きているものたちが、生命を共有する劇場ならではの特別な時間を楽しみたいと思います」と思いを語っている。

上演時間は「家族写真」が約1時間、「The stillness of the wind」が約15分を予定。公演は明日10月3日まで。

倉田翠コメント

「家族写真」は、2016年に初演。今回が5回目の上演になります。再演を繰り返す中で、実際の成長や老い、現実の変化が大きく影響してくる作品なのだと強く感じています。良いことも悪いこともあります。家族の歴史を見届けていただけたら幸いです。　

柿崎麻莉子コメント

久々の劇場公演です。お客さんが見に来てくださる、スタッフの皆さんがいる、劇場という本当に静かで、匂いもなくて、どのような世界にもなる特別な場所に居られること、そこで踊れることがとても嬉しいです。今はこうして一緒に時間や空間を共有することが当たり前ではない時期。この機会に感謝して、生命のお祭りみたいに生きているものたちが、生命を共有する劇場ならではの特別な時間を楽しみたいと思います。