カズオ・イシグロ「日の名残り」朗読劇で日本初演、眞島秀和が英国貴族に仕える執事に
2020年6月29日 12:00
朗読劇「日の名残り」が9・10月にかけて東京、山形、岩手で上演される。
「日の名残り」(早川書房)は長崎県出身で5歳のときに渡英し、日本とイギリスの文化を背景に活躍するカズオ・イシグロの小説。1989年に発表された同作がこのたび、KPR/開幕ペナントレース・
劇中では、第二次世界大戦前後のイギリスを舞台に、貴族の屋敷ダーリントンホールに仕える執事スティーブンスの過去と現在が交錯。それらが、老境に差し掛かった彼の姿を浮かび上がらせていく。主人公スティーブンス役を
公演は9月30日から10月4日まで東京・あうるすぽっとで行われたあと、10月6日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、10月9日に山形・伝国の杜 置賜文化ホール、10月11日に岩手・盛岡劇場を巡演する。