上方歌舞伎の継承に尽力、片岡我當が5月に死去 弟は片岡仁左衛門

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片岡我當が、去る5月11日に東京都内の病院にて肺炎で死去していたことが、本日7月17日に明らかになった。90歳だった。

片岡我當©松竹

片岡我當©松竹

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我當は1935年、東京都生まれ。十三代目片岡仁左衛門の長男として誕生し、弟に二代目片岡秀太郎、十五代目仁左衛門がいる。1940年10月、「近頃河原の達引」のおつる役で片岡秀公を名乗り、初舞台を踏んだ。1971年2月、「二月堂」で良弁大僧正ほかを勤め、五代目我當を襲名。立役として、上方歌舞伎から江戸歌舞伎まで幅広い役どころを勤めた。特に上方歌舞伎の継承に熱心に取り組んでおり、「上方歌舞伎会」をはじめとする公演で若手俳優を指導し、学生を対象とした「歌舞伎鑑賞教室」を開催した。

2020年2月に東京・歌舞伎座で行われた「二月大歌舞伎」の十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善狂言「八陣守護城 湖水御座船の場」が最後の舞台出演となった。葬儀・告別式は、遺族によりすでに執り行われている。

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読者の反応

hibi_tuduri @TuduriHibi

我當さん…😢ご冥福をお祈りします。松嶋屋三兄弟の舞台を観れていた日々は宝物でした。 https://t.co/byBXJPTHpd

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