こまばアゴラ劇場が主催公演を一部中止に、平田オリザ「劇場の灯を消さないよう」

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東京・こまばアゴラ劇場が、新型コロナウイルスの影響により、4月3日から5月5日までに行われる予定だった劇場主催公演の中止を発表した。

これは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う東京都の外出自粛要請と、4月1日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を受け、上演団体と協議の上で決定されたもの。中止の対象となるのは、うさぎストライプ「いないかもしれない」、ひなた旅行舎「蝶のやうな私の郷愁」、ぱぷりか「柔らかく搖れる」の3演目だ。5月5日以降の公演については、今後の状況により情報が決定次第アナウンスされる。

こまばアゴラ劇場の芸術総監督を務める平田オリザは、公式サイトで「ここまで準備を進めてきた上演団体の皆さんは身を切られるような思いかと存じます。また、支援会員の皆様、すでにチケットを買ってくださっていた皆様、上演を楽しみにしてくださっていた皆様には、たいへん申し訳なく感じます」「公演の主催者として、それぞれの劇団には休業補償にあたるものを支払い、また単なる中止ではなく延期や映像配信などの検討にも入っています」と述べ、「深い傷を負った劇場文化、演劇文化の恢復のために、国家や自治体の一層の支援を提言していきます。さらに、個人的にも様々なバックアップの方法を模索しておりますので、皆様、引き続きのご支援、ご協力をお願いいたします。劇場の灯を消さないように、全力を尽くします」とコメントした。

平田オリザ コメント

こまばアゴラ劇場では、上記三つの上演の中止を決定しました。
ここまで準備を進めてきた上演団体の皆さんは身を切られるような思いかと存じます。
また、支援会員の皆様、すでにチケットを買ってくださっていた皆様、上演を楽しみにしてくださっていた皆様には、たいへん申し訳なく感じます。

公演の主催者として、それぞれの劇団には休業補償にあたるものを支払い、また単なる中止ではなく延期や映像配信などの検討にも入っています。
一刻も早く、このウイルス禍が沈静し、正常な上演活動の灯が取り戻されることを願っています。
また、この間、深い傷を負った劇場文化、演劇文化の恢復のために、国家や自治体の一層の支援を提言していきます。
さらに、個人的にも様々なバックアップの方法を模索しておりますので、皆様、引き続きのご支援、ご協力をお願いいたします。
劇場の灯を消さないように、全力を尽くします。

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