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男は忠義のため隠岐へ向かう、京都観世会が室町時代に廃絶した能「篁」を復活

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京都観世会館の能舞台。

京都観世会館の能舞台。

「第6回 復曲試演の会」が、6月14日に京都・京都観世会館で開催される。

京都観世会による「復曲試演の会」は、上演が途絶えていた作品を“もし上演され続けていたら、現代に生きる能楽師はどのように演じるか”という思いで、現代の能舞台に復活させる取り組み。今回は、室町時代に廃絶したと言われている能「篁」を、西野春雄の監修・校訂・補綴により上演する。平安初期の歌人・小野篁を題材にした本作では、隠岐の島に配流された後鳥羽院を訪ねるため、海を渡ろうとする男の物語が展開。男は、釣舟を操る老人に「沖まで」と頼み舟を出してもらうが、沖に近付くと「とてものことに隠岐まで」と真の目的を明かし……。

また併せて、「源氏物語」に登場する六条御息所をヒロインとした能「葵上」が、古演出により上演される。チケットは4月7日10:00に販売スタート。

「第6回 復曲試演の会」

2020年6月14日(日)
京都府 京都観世会館

監修・校訂・補綴:西野春雄
節付:味方玄、吉波壽晃
型付:味方玄

復曲「篁」

シテ(小野篁):味方玄
ツレ(後鳥羽院):片山九郎右衛門
ワキ(後鳥羽院に仕えた者):宝生欣哉
間狂言(所の者):小笠原匡
後見:青木道喜、味方團、鷲尾世志子
地謡:吉浪壽晃、浦田保親 ほか

仕舞

実盛キリ:河村和重
雨之段:大江又三郎
山姥キリ:井上裕久

能「葵上」(古演出による)

シテ(六条御息所):河村晴通
ツレ(青女房):大江信行
ツレ(巫女):片山伸吾
ワキ(横川小聖):有松遼一
ワキツレ(臣下):岡充
間狂言(従者):泉愼也
後見:杉浦豊彦、河村博重、林宗一郎
地謡:浦田保浩、越賀隆之 ほか

※初出時より公演情報を修正しました。

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