劇団キンダースペース「『銘々のテーブル』~あるいは、孤独に向かって~」が、2月19日から23日まで東京・シアターXで上演される。
これは、テレンス・ラティガンの戯曲「銘々のテーブル」をもとに原田一樹が翻訳・演出する作品。イギリスの海岸沿いにある小さなホテルを舞台に、人間の孤独が描かれる。原田は上演に向け、「ベルリンの壁が壊され、また造られようとしている現在、私達はどんな『孤独』と向き合っているのだろうか。今、もう一度ラティガンの『孤独』と向き合うことが求められている」とコメントしている。
なお、2月1日に東京・劇団キンダースペースアトリエにて、上演作品の一部を劇団員と読む「原作を読む会」と、原田が作品の背景や演出意図などを語る「もうすぐ初日! ビフォアトーク」が実施される。詳細は劇団キンダースペースの公式サイトで確認を。
原田一樹コメント
ラティガンは、不信と疎外と、それによってもたらされる「孤独」を見つめ、描いた。演劇史における彼の評価が高くないのは、大戦後の社会体制が大きく揺らぐ時、あたかもそれらに背を向け、中流層の内面を描き続けたことによる。だが、ベルリンの壁が壊され、また造られようとしている現在、私達はどんな「孤独」と向き合っているのだろうか。今、もう一度ラティガンの「孤独」と向き合うことが求められている。
劇団キンダースペース 第41回公演「『銘々のテーブル』~あるいは、孤独に向かって~」
2020年2月19日(水)~23日(日)
東京都 シアターX
作:テレンス・ラティガン
翻訳・演出:原田一樹
出演:瀬田ひろ美、小林もと果、古木杏子、森下高志、榊原奈緒子、齋藤美那子、関戸滉生、坂本奈都実 /
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