リーディングオーケストラコンサート「蜜蜂と遠雷」が、昨日8月16日に東京・Bunkamura オーチャードホールで開幕した。
これは、恩田陸の小説「蜜蜂と遠雷」を原作とするオーケストラコンサートの第3弾。初日に実施された囲み取材には、
千住は本公演に多彩な出演者がそろったことに触れ、「他流試合のように、コンクールのように、みんなの力を出し合って真剣勝負をする2時間半です。僕もいっぱいいっぱいでがんばりますので、よろしくお願いします」と挨拶。コンサートで歌や朗読を披露する松下は、「皆さんに一生懸命ついていけるようにがんばれたら」と意気込みを述べた。
歌唱を担当する三浦はオーケストラとの共演について、「後ろからの音の波が全身を押してくれて心強いですが、一方で自分の頼りなさも感じる瞬間があって。皆さんの音にパワーをもらいながら、その中で自分がしっかり音の波の中を漕いでいけるように歌わなきゃと思っています」とコメント。自身の楽曲「君がくれた夏」で共演者とコラボレートする家入は、「『こういう解釈もあるんだ』と曲の広がりを感じました。お客様にもそれが伝われば」と語った。
中村は「1人で歌うのもいいですが、誰かと反応し合って歌うのは楽しい。稽古でだいぶ仲よくなりましたし、お客様には皆さんの普段と違う一面を見てもらえるかもしれません」と期待を煽る。ストーリーテラーを務める湖月は、リハーサルを「ピアニストの方の前で歌っている皆さんがとても神々しかった」と振り返り、「このコンサートでしか見られないスペシャルな演奏を、早くお客様にも聴いていただきたいです」と期待をのぞかせた。
ソプラニスタの木村は自身の演じるマサル・カルロス・レヴィ・アナトールを「高身長、大変な美男子、日系三世、ペルー人という、いろんなところが(自分と)かけ離れているんですけども……」と笑い交じりに紹介し、「身長が足りないので声の高さでカバーします(笑)」と茶目っ気たっぷりに話す。さらに湖月と同じくストーリーテラーを担当する黒田は、日頃はストレートプレイを中心に活動していることに言及しながら、「恩田さんの作品の言葉の美しさや躍動的なところを、たくさん見ていただきたいです」と抱負を述べた。
なお本作の演出は藤澤浩一、構成台本は
「直木賞・本屋大賞受賞 恩田陸『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート ~ひかりを聴け~」
2019年8月16日(金)~18日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール
原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫)
指揮・音楽監督:千住明
演出:藤澤浩一
構成台本:
出演:
ピアノ:川田健太郎、西本夏生、重実徹
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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- 直木賞・本屋大賞受賞 恩田陸「蜜蜂と遠雷」より「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート~ひかりを聴け~ | 公式ホームページ
- 「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート (@MitsubachiEnrai) | Twitter
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