舞台「アンフェアな月」の第2弾「~刑事 雪平夏見シリーズ~『殺してもいい命』」が、本日6月21日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆け同日、囲み取材とゲネプロが実施された。
「刑事 雪平夏見シリーズ」は、風変わりな女性刑事・雪平夏見の活躍を描いた
物語は、雪平の元夫・佐藤和夫が何者かに殺害される場面に始まる。アイスピックを胸に刺されて亡くなった和夫の口には、「殺人ビジネス始めます」「新規開業につき、最初の三人までは、特別価格三〇万円でご依頼お受けします」と書かれたチラシが突っ込まれていて……。
ゲネプロ後に実施された囲み取材には、篠田、松田、
今回新たに参加した松田は「『殺してもいい命』というタイトル通り、重いテーマが込められた作品です。1シーンずつ、人間ドラマを意識して演じられたら」と抱負を述べる。同じく初参加の西原は、雪平の元夫・和夫の再婚相手であり、雪平の娘・美央の新たな母となった由布子を演じる。これについて西原は「今回は2人の“母”が出てくるのが見どころ。雪平夏見の新たな姿が見られると思います」と期待を寄せた。
雪平の上司・山路役の水谷は「大人のエンタテインメントに仕上がっている」と観客の期待を煽り、中村は「俳優として大先輩の皆様に囲まれて、今すぐ殺されてもいいくらい幸せです!(笑)」と冗談を飛ばして報道陣の笑いを誘う。また探偵・迫田役の小島は「個人的には、服を着て舞台に立つことがなかなかないので……」と共演者たちを笑わせ、「服を着た役ですが、違和感なく演じたい」と意気込みを述べた。
捜査員・松岡を演じる田中は「お客様と同じように生活している1人の刑事として、少しでも皆様の心にとどまれたら」とコメントし、同じく捜査員・神を演じる瀬戸は「原作には少ししか出てこない登場人物にも、いろいろ悩みがある。そういう人を僕なりに表現できたら」と意気込みを語る。さらにこれまでにも篠田と親子役や夫婦役で共演してきた山口は今回、篠田演じる雪平と共に捜査に取り組む林堂役を担当。山口は「また違った篠田さんの一面が観られて楽しいです」と笑顔を見せた。
上演時間は休憩15分を含む約2時間40分。公演は6月30日まで。
なおステージナタリーでは舞台「アンフェアな月」第2弾「~刑事 雪平夏見シリーズ~『殺してもいい命』」の特集を展開中。本作で重要な役どころを演じる松田凌と中村優一による対談を掲載している。舞台「アンフェアな月」第2弾「~刑事 雪平夏見シリーズ~『殺してもいい命』」
2019年6月21日(金)~30日(日)
東京都 サンシャイン劇場
原作:
脚本・演出:
音楽:野田浩平
出演:
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