新作「タキシード」に江本純子「芸術が隠そうとするゲス性を笑ってやろう」

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財団、江本純子「タキシード」が、1月10日から13日まで東京のギャラリー・ルデコ 3Fで上演される。

財団、江本純子vol.14「タキシード」のキャスト。左から遠藤留奈、鈴木将一朗、美館智範、金子清文。

財団、江本純子vol.14「タキシード」のキャスト。左から遠藤留奈、鈴木将一朗、美館智範、金子清文。

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財団、江本純子vol.11「醤油理論から始まる新しいセックスの形 その1『忘れていくキャフェ』」より。

財団、江本純子vol.11「醤油理論から始まる新しいセックスの形 その1『忘れていくキャフェ』」より。[拡大]

本作は、作・演出を手がける江本純子が「芸術を通俗化せよ!」という江本自身に向けたスローガンを根底にした作品。タキシードを着る場所、タキシードの着方、タキシードを着るタイミング、タキシードを着る目的を見事に間違え続けていく物語が繰り広げられる。出演者には江本に加え、金子清文鈴木将一朗、美館智範、遠藤留奈が名を連ねた。

江本は本作について「まずは芸術がひた隠しにしようとするゲス性を暴き出して笑ってやろうというのが今作」と述べ、「誰の心にも自由スタイルな芸術があるはず。でも、今の世に存在する芸術の高飛車な部分に対しては……『あほくさ』『なんぼのもんじゃい』と私は思 うのです。そんなんじゃ、本当に『芸術』を必要としている人々に届かないぞ、と危機感を感じます。芸術であろうと、なかろうと、これだけは言いたい。『誰かが起こす奇跡を待つな! 自分で起こせ!!』それを言うために、現状のおかしい部分をとことん皮肉るのです、今作は。世界の好転のために、人々の好転のために」と思いを述べた。

なお財団、江本純子は、新作「ドレス」を3月27日から31日までギャラリー・ルデコ 6Fで上演予定。「タキシード」と「ドレス」がセットになったチケットは1月13日まで受け付けられる。

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財団、江本純子vol.14「タキシード」

2019年1月10日(木)~13日(日)
東京都 ギャラリー・ルデコ 3F

作・演出:江本純子
出演:金子清文鈴木将一朗、美館智範、遠藤留奈、江本純子

財団、江本純子vol.15「ドレス」

2019年3月27日(水)~31日(日)
東京都 ギャラリー・ルデコ 6F

作・演出:江本純子
出演(予定):内田慈、笹野鈴々音、遠藤留奈、江本純子 ほか

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