「ラストパイ」「SPLIT」皮切りに、「Dance New Air 2018」開幕

黒田育世「ラストパイ」とルーシー・ゲリン「SPLIT」が昨日10月3日に開幕した。

両作は、東京・青山を中心とした会場で、2年に1度開催されているダンスフェスティバル「Dance New Air 2018 - ダンスの明日」のプログラム。「ラストパイ」は2005年に初演された黒田育世振付作で、今回は菅原小春、小出顕太郎、加賀谷香、熊谷拓明、樋浦瞳、北村成美、奥山ばらば、関なみこのほか、BATIKの面々が出演。音楽・演奏を松本じろが担当し、衣装はモデルの山口小夜子が手がけたものが使用されている。

「SPLIT」は17年にオーストラリアのHelpmann Awardsを受賞した、ルーシー・ゲリンのカンパニーによる作品。2人のダンサーが次第に制限されていく空間の中でパフォーマンスを披露し、“時空”の中で自己と他者との間に生まれるジレンマを映し出す。

「ラストパイ」は5日まで東京・草月ホール、「SPLIT」は本日4日まで東京・スパイラルホールにて。なお「Dance New Air 2018 - ダンスの明日」は10月14日まで開催。ラインナップはほかにラシッド・ウランダン「TORDRE（ねじる）」、木野彩子 レクチャーパフォーマンス「ダンスハ體育ナリ？」、小林勇輝「Chromosome」、BLUE TOKYO「DNAスペシャルパフォーマンス」、パウラ・ロソレン「Aerobics!- A Ballet in 3 Acts」が予定されている。

なおステージナタリーでは、本公演の特集を展開中。インタビューでは「ラストパイ」の黒田、菅原、奥山が作品への思いを語っている。