“モノノフ”(ももクロファンの呼称)として知られる劇団ラッパ屋の鈴木聡と、2015年公開の映画「
まず初めに、脚本の印象について高城は「ファンタジーなのに、リアリティがあって不思議なお話。人は誰しも必ず死という問題に直面するので、そこをどう表現するかが大変だと思いました」と話し、玉井は「劇中での役柄と、現実世界の私たちと重なる部分があって面白い」と述べつつ、「私たち、まだ高校生の役ができるんだなって思いました!(笑)」とフレッシュな笑顔を見せる。
自身が演じる役どころについて問われた百田は「劇中に登場するカナコと私自身が『似てるね』と周りの人から言われることが多いんですが、ここまで明るい役は今までやったことがなかったので新鮮です」と感触を明かし、佐々木は「『幕が上がる』を彷彿とさせる設定やセリフが登場するので、細かいところまで楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」と注目ポイントを語った。
本広から「しおりん、今回はとびきり大人っぽく演じてみて」と演技指導を受けたという玉井は「“大人っぽく”という表現が自分の引き出しになかったので、探り探りやっています(笑)」といたずらっぽく微笑む。また中高生時代にあこがれていた職業の役を、本作で演じることになった高城は「舞台の上で夢が叶ったような感じ」と顔をほころばせる。
共演者のシルビア・グラブと妃海風について話がおよぶと、百田は「お二人が私たちの曲を歌ってくださるシーンがあるんですが、これまで歌い続けてきた私たちより完成度が高くて……『ヤバい、これはやられた!』って思いました(笑)」と冗談交じりにコメントしつつ、長きにわたってミュージカル界で活躍してきたシルビアと妃海の表現力を讃える。続く高城も「これまで幾度となくライブで歌ってきた曲でも、この作品を通して歌詞の印象がガラッと変わった歌が何曲かありました」と新たな発見があったことを明かした。
またこの日の取材では、本広を“監督”と呼び慕うももクロメンバーと、「自分はモノノフではない」と否定しながらも、ももクロ愛にあふれる本広との関係性が垣間見える一幕も。百田が「監督って笑いにすごく厳しくて。舞台『幕が上がる』のとき、公演が終わったあとに毎回“笑いの反省会”をやってたんですよ」と明かすと、メンバーたちは口々に「そうだった、そうだった!」「ウケたか、ウケなかったかの話ばかりしてた」「私たちは芸人さんか!って思ったよね」「監督のツボってたまに謎(笑)」と当時の思い出を楽しげに語る。そして最後、本作の見どころを問われた百田は「笑えるシーンは思いきり笑ってもらえるように、真面目なシーンはしっかり届けられるようにがんばります!」と宣言し、取材を締めくくった。
「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」は、9月24日から10月8日まで舞浜アンフィシアターで上演される。
PARCO Production「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」
2018年9月24日(月・振休)~10月8日(月・祝)
千葉県 舞浜アンフィシアター
作:鈴木聡
演出:本広克行
出演:
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