「舞台『野球』飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail」が本日7月27日に東京・サンシャイン劇場で開幕。これに先駆けて初日挨拶と公開ゲネプロが行われた。
作・演出を
初日挨拶にはキャストから
強豪・伏ヶ丘商業学校の豪腕投手である唐澤静役の多和田は「限られた時間の中で少年たちが野球に打ち込む姿、熱意、輝きを表現できるようがんばります。“新しい演劇”ができているのではないかという実感があるので、初日からフルパワーでいきます」と意気込む。永瀬は「“この日が最後”というストーリーなので、1公演1公演、1球1球、全力でがんばります」とコメントした。
続く小野塚は「僕たちの熱量、1日に青春をかけた男たちの物語を存分に感じていただければうれしいです」と観客に呼びかけ、松本は「素晴らしい舞台です! 以上です」と簡潔に力強く述べる。白又は「この作品のために頭を丸めてきました!」と気合十分な様子を見せ、小西は「1試合にすべてをかけ、精一杯出しきって良い作品を届けたいです」と真摯に語った。
伊崎は「稽古初日に西田さんが『全員野球で行く』とおっしゃられて……」と回想し、「スタッフさん含め、まさしく“全員野球”になったと思います」と感慨を述べる。松井は「1分1秒がかけがえのない作品になっています。皆さんの心と記憶にずっと残るような作品を届けたいと思います」と語りかけ、永田は「僕は伏ヶ丘のキャプテンなので、みんなをまとめられるようにがんばります」と笑顔を見せた。
会沢商業学校の監督役を務める林田は「誰よりもプレーを楽しんで、ナインを温かく見守っていけたらと思います」と穏やかな口調で述べ、海軍少尉役を演じる村田は「この作品はカッコいい衣装やウィッグは登場しません。ド派手な殺陣や歌もありません。やることは野球だけ! それだけで人の心を動かせる作品になっていると思います」と言葉に力を込めた。
唐澤静の姉・ユメ役の田中は稽古を振り返り「稽古場でこんなに泣いたことないな、というくらい彼らの野球を見ていて涙が流れていました。それが(観客にも)伝わるといいなと思います」と話す。捕手の島田治人役を、
西田は「反戦という言葉は使わずに、僕らなりのメッセージを伝えられたらと思い、ここまでがんばってきました」と話し、「いつも演出するときは冷静であることを心がけていますが、それさえ忘れてしまうぐらいの俳優とスタッフの熱意が、嘘のないお芝居を作り上げてくれました。緊張感と覚悟を持って、たった1日の試合に臨みます」と締めくくった。初日挨拶に続いて始球式が行われ、安西は思いを込めた速球を披露し、会場を盛り上げた。
ゲネプロでは、青と白のユニフォームの会沢商業学校と、上下白のユニフォームをまとった伏ヶ丘商業学校による白熱した試合がスピーディーに展開していき、2校は客席通路や舞台袖を使いながら接戦を繰り広げる。また試合の途中には、少年たちが赤紙(召集令状)を受け取る場面といった回想シーンがはさまれ、戦争に翻弄される人々の苦悩や、若者たちが野球に情熱を傾ける様子、そして彼らが「生きたい」という希望を吐露する姿が描き出された。
上演時間は10分の途中休憩を含む約2時間45分。公演は本日7月27日から8月5日までサンシャイン劇場、25・26日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。なお内藤は7月31日まで出演し、8月1日から5日の東京公演、および25日・26日の大阪公演には松田が出演する。
「舞台『野球』飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail」
2018年7月27日(金)~8月5日(日)
東京都 サンシャイン劇場
2018年8月25日(土)・26日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作・演出:
野球監修:桑田真澄
音楽:
出演:
※内藤大希は7月27日(金)~31日(火)の東京公演に出演。
※松田凌は8月1日(水)~5日(日)の東京公演、および25日(土)・26日(日)の大阪公演に出演。
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