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真風涼帆が宙組20年の歴史を背負って挑む「天は赤い河のほとり」「シトラスの風」

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左から真風涼帆、星風まどか。

左から真風涼帆、星風まどか。

宝塚歌劇宙組「ミュージカル・オリエント『天(そら)は赤い河のほとり』」「ロマンチック・レビュー『シトラスの風-Sunrise-』~Special Version for 20th Anniversary~」の東京・東京宝塚劇場公演が、本日5月11日に同劇場で開幕。これに先駆け、本日通し舞台稽古と囲み取材が行われた。

小柳奈穂子が脚本・演出を手がける「天は赤い河のほとり」は、篠原千絵のマンガ「天は赤い河のほとり」(小学館)の舞台化作品。現代の日本に暮らす女子高生・鈴木夕梨が古代オリエントのヒッタイト帝国にタイムスリップし、国内外の覇権争いに巻き込まれる中で、皇子カイル・ムルシリと結ばれる姿が描かれる。

ヒッタイト帝国の第3皇子カイル役を演じるのは、トップスターの真風涼帆。ユーリ / 鈴木夕梨役をトップ娘役の星風まどかが演じ、エジプト軍ヒッタイト駐屯部隊隊長ウセル・ラムセス役に芹香斗亜、神官ウルヒ・シャルマ役には、本公演をもって宝塚歌劇団を退団する専科の星条海斗がキャスティングされた。なお本公演は宙組新トップコンビによる、兵庫・宝塚大劇場お披露目公演となる。

古代オリエントの建造物を彷彿とさせる舞台装置や、ヒッタイトの民とエジプトの民をイメージした絢爛な衣装のほか、神官たちが歌う荘厳なナンバーや、カイルとユーリの恋愛模様をモチーフとしたロマンチックな楽曲たちが舞台を彩る。真風は武勇に優れたカイルをスマートに演じ、星風はまっすぐで勇猛果敢なユーリをはつらつとした演技で表現した。

併演の「シトラスの風」は、宙組が誕生した1998年に上演されたレビュー作品。“飛翔”“誕生”をテーマとした本作では、パステルカラーを基調とした衣装をまとった宙組メンバーが、清々しく爽やかなパフォーマンスを披露した。

囲み取材には真風と星風が出席。「天は赤い河のほとり」について真風は「私自身もドキドキするような、そんな仕上がりになったと思います」と手応えを見せ、星風は「原作ファンの皆様にも、宝塚ファンの皆様にも楽しんでいただけるような作品になればと思います」と抱負を述べた。

また真風は「宙組に組替えしたのが2015年5月11日だったので、本日でちょうど3年が経ちました」と感慨深げに振り返りつつ、今年18年が宙組誕生20周年であることにも言及し、「宙組トップスターとして、20年分の歴史と伝統を背負って努めていきたい」と決意を語る。さらに記者から「星風と、どんなトップコンビを目指していきたいか」と問われた真風は「作品を作る大変さを共有しながら、絆を深めていきたいです」と答え、星風に微笑みかけた。

上演時間は休憩を含む約3時間。公演は6月17日まで行われ、千秋楽にはライブビューイングも実施される。

宝塚歌劇宙組「ミュージカル・オリエント『天(そら)は赤い河のほとり』」「ロマンチック・レビュー『シトラスの風-Sunrise-』~Special Version for 20th Anniversary~」

2018年3月16日(金)~ 4月23日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2018年5月11日(金)~ 6月17日(日)
東京都 東京宝塚劇場

宝塚歌劇宙組「ミュージカル・オリエント『天(そら)は赤い河のほとり』」

原作:篠原千絵「天は赤い河のほとり」(小学館)
脚本・演出:小柳奈穂子
出演:真風涼帆星風まどか ほか

「ロマンチック・レビュー『シトラスの風-Sunrise-』~Special Version for 20th Anniversary~」

作・演出:岡田敬二
出演:真風涼帆、星風まどか ほか

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