「本当に大切なものは何か」大人も子供も楽しめる鳥の劇場「イワンのばか」

「イワンのばか」が、去る4月26日に鳥取・鳥の劇場で開幕した。

本作は、トルストイ「イワンのばか」を原作に、こふく劇場の永山智行が台本、鳥の劇場の中島諒人が演出を手がける作品。昨年2017年公演の好評を受け、今年18年も鳥の劇場に登場する。働き者で無欲な農民イワンは、大悪魔に目をつけられるも、その純真さから悪魔たちを撃退し……。“ばか”とは何か、現代人の生き方を問いながらも、子供から大人まで幅広く楽しめるコミカルな作品となっている。

開幕に際し中島は「私たちの社会が大きな転換点に立つこの状況下で、人が生きる上で本当に大切なものは何かを考えさせる。お芝居が初めての方も、誰でも楽しめます」と本作の魅力を語った。公演は5月6日まで。

中島諒人コメント

ロシアの文豪トルストイの名作を舞台化。大人も子どももともに楽しめる作品。昨年初演の好評を経ての再上演です。所有や名誉や戦争への欲望を暴走させることで人間を破滅に導く悪魔が、農民イワンとその妹の「ばか」力の前にやっつけられてしまう。私たちの社会が大きな転換点に立つこの状況下で、人が生きる上で本当に大切なものは何かを考えさせる。お芝居が初めての方も、誰でも楽しめます。