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「ブロードウェイと銃弾」明日開幕、浦井健治「城田優のタップがカッコいい」

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ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」囲み取材より、左から平野綾、城田優、浦井健治、前田美波里、福田雄一。

ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」囲み取材より、左から平野綾、城田優、浦井健治、前田美波里、福田雄一。

ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」が明日2月7日に東京・日生劇場で開幕する。これに先駆け、本日2月6日に同劇場で囲み取材が行われた。

ブロードウェイと銃弾」は、アカデミー賞7部門にノミネートされたウディ・アレンの同名映画を原作に、ウディが自らミュージカル化して2014年にブロードウェイで上演された作品。日本初演となる今回は福田雄一が演出を担当。禁酒法が施行されていた1920年代のニューヨークを舞台に、ギャングのボスやその愛人、プライドの高い主演女優に振り回される劇作家のデビッドを中心にした物語が展開される。

囲み取材には福田のほか、扮装姿の浦井健治城田優平野綾前田美波里が出席。5人は、劇場ロビーの階段を下りながら会見場に姿を現した。売れない脚本家・デビッド役を演じる浦井は「ブロードウェイの舞台を夢見る1人の男性が、試行錯誤しながらも成長していく過程が描かれています」と作品について語り、自身の役どころを「とても頼りないというところは自分にハマってるんじゃないかと思います(笑)」と分析した。

ギャングの部下・チーチ役の城田は「チーチは平野綾(の役)のことが大嫌いな役なので、さっき階段を下りるときにエスコートするか迷いましたけどやめときました」と真顔で冗談を飛ばす。平野が「そうなの!?」と笑顔で言うと、城田は「普段から役に入っていかなきゃいけないんで……浦井健治のことも嫌いだし、嫌いなやつしかいないです」と自身の役作りを語り、記者たちの笑いを誘った。

オリーブ役を務める平野は自身の衣装について「私史上、一番布が少ない。こんなに露出度の高い私はなかなか見られません」と述べ、会場を笑いで包んだ。また「愛人にするとしたら浦井と城田のどちらがいいか」という記者の質問を「まっとうな恋がしたいと思います(笑)」と受け流し、「まともな人が出てないんですよ、この舞台。多分皆さん、(自分が)まともでよかったなって思って帰っていただけると思います」と笑いを交えて語った。

デビッドが手がける舞台の主演女優・ヘレンを演じる前田は、福田の作品に初めて参加することについて問われると「可愛いのがお好きというか……わたくし、あまり好かれていない気が。オリーブ、オリーブと」と福田に視線を送る。福田は爆笑しながら「そんなことないですよ! 何をおっしゃるんですか! すごく悪い汗かいた」とフォローし、前田は「展開の早いミュージカルなので福田さんが作ってくださってよかったと思います。わたくしの年齢だと、ついていくのに大変な思いをしましたが、どうにか追いついたかしら」と笑顔で続けた。

福田は演出を手がけての所感を「刺激が強かった」と述べる。振付補を担当するジェームス・グレイに触れながら「本場の方がいらっしゃっているので、ブロードウェイの作り方を垣間見ました。あの感じがうらやましくて、そこに少しでも近付きたいと思えるほどの刺激がありました」と稽古を振り返った。また作品の出来栄えを問われると「素晴らしいと思いますよ! 役に“ガチハマり”している面々が揃っています。うれしくも僕の“初・日生”にふさわしい作品になったと思います」と自信たっぷりの様子を見せた。

作中で城田が披露するタップダンスについて話題が及ぶと、福田は「ほんとカッコいいですよ! 稽古のときスマートフォンでずっと映像を撮ってました。家に帰って見たいから」と城田を絶賛。タップダンスは10数年前に一度受けたレッスン以来だと言う城田は「どんどんプレッシャーが……心拍数がバクバク上がってる」と漏らした。浦井が「朝練、居残り練、1人でもやってますから!」と城田がタップダンスに励む様子を明かすと、城田は「いや僕、一切朝練とか、一切してないですよほんと。振付をもらって、『OK!』っていきなり本番をやるタイプです」と茶目っ気たっぷりに語る。浦井と福田は「汗ビッショビショだったやん!」「Tシャツもジャバジャバだった」と次々に暴露し、照れて苦笑いを浮かべる城田は「観ていただいたら、ああタップをやるために生まれてきた人なんだなって思いますよ」と話し、会見場には大きな笑いが起きた。

公演初日に向け、浦井が意気込みを「ウディ・アレンさんの、本場の作品が日生劇場で花開きます。福田さんの手の中でたくさん温められて、キャストとスタッフが一丸となってがんばっています。すごくおしゃれで“セクスィー”で、日本ではなかなかないものがご覧いただけます。僕が推したいのは城田優のタップ。めちゃくちゃカッコいい。今日も朝、1人で練習していました」と語ると、城田は「言わんでええわ!」とツッコみを入れた。

また城田は「バックステージもので、演劇の裏側が見られます。セットも豪華で、ブロードウェイに来ちゃったような感覚になると思います。また福田さんが向こうのジョークを日本で受けるようなものに変えてくださったお陰で、非常にわかりやすくなりました。早くお客様のリアクションが見たいな、と楽しみな気持ちでいっぱいです」と期待を語った。続けて「僕の個人的な見どころは浦井健治さんと前田美波里さんの濃厚なキスシーンですね!」と述べると前田が笑い交じりに低く「はしたない……」と呟き、会場にはひと際大きな笑いが起きた。

本作の公演は2月28日まで東京・日生劇場、3月5日から20日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、3月24日から4月1日まで福岡・博多座で行われる。

ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」

2018年2月7日(水)~28日(水)
東京都 日生劇場

2018年3月5日(月)~20日(火)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2018年3月24日(土)~4月1日(日)
福岡県 博多座

原作・脚本:ウディ・アレン / ダグラス・マクグラス(映画「ブロードウェイと銃弾」)
オリジナル演出・振付:スーザン・ストローマン
演出:福田雄一

キャスト

デビット:浦井健治
チーチ:城田優

オリーブ:平野綾
イーデン:保坂知寿
エレン:愛加あゆ
ニック:ブラザートム
ワーナー:鈴木壮麻
ヘレン:前田美波里

ジュリアン:加治将樹
シェルドン:青山航士

朝隈濯朗、奥山寛、坂元宏旬、佐々木崇、高橋卓士、高原紳輔、田村允宏、福永悠二、堀江慎也、横山達夫、岩崎亜希子、遠藤瑠美子、可知寛子、樺島麻美、伯鞘麗名、福田えり、山田裕美子、横関咲栄

※岩崎亜希子の「崎」はたつざきが正式表記。

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