デフ・パペットシアター・ひとみ「河の童」聴者とろう者が“共生”描く

デフ・パペットシアター・ひとみが人形劇「河の童-かわのわっぱ-」が、2月22日から25日まで神奈川・ソリッドスクエア B1ホールで上演される。

ろう者と聴者が協同する人形劇団デフ・パペットシアター・ひとみは、NHKと共同で「ひょっこりひょうたん島」を製作した人形劇団ひとみ座を母体として1980年に立ち上げられた。“すべての人に人形劇を”をコンセプトとし、誰もが楽しめる人形劇の創作を目指して活動している。

脚本・演出を立山ひろみが手がける今回は、火野葦平の「河童曼陀羅」を原作に“共生”をテーマとして河童と人間の物語を立ち上げる。村はずれの井戸に暮らす河童は、魚やカエルと泳いだり、子供たちと相撲をとったりしながら笑顔の溢れるのんびりした毎日を過ごしていた。しかしあるとき、村人たちは続く干ばつを河童のせいにし……。