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「ベター・ハーフ」風間俊介ら、鴻上尚史と狙う「もう1回直球を」

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左から鴻上尚史、片桐仁、松井玲奈、中村中。(撮影:引地信彦)

左から鴻上尚史、片桐仁、松井玲奈、中村中。(撮影:引地信彦)

鴻上尚史作・演出「ベター・ハーフ」が昨日6月25日に東京・本多劇場にて開幕した。

2015年に上演された本作は、それぞれの“ベター・ハーフ”を探し求める4人の男女を描いた物語。初演に引き続き、風間俊介中村中片桐仁が出演し、新キャストには松井玲奈が抜擢された。初日前日に行われた取材には、出演者の4名と鴻上が出席。和気あいあいとした雰囲気は、4人芝居という出演者4名の結束力の強さを感じさせた。

鴻上は「(初演から)2年という早いタイミングで再演できて、すごくうれしいです」と挨拶。初演での顔合わせの段階から「これは、再演決定です!」と先を見通していたという片桐は、「それぐらいこの本が素晴らしくて。鴻上尚史は才能あるなって」と笑いながら賛辞を贈り、風間から「呼び捨てで!」とツッコまれる一幕も。

今回新たに加わる松井は、「私が入ったことでまた別の側面がある『ベター・ハーフ』という作品を楽しんでいただけるように演じるのが一番いいんじゃないかと思ってステージに立つようにしています。観た人に、遥香というキャラクターが心に刺さったと言ってもらえたら、すごくうれしいです」と意気込む。

そんな松井の加入について風間は、「4人しかいないので、新しい風を入れてくれると、僕らも新しいものをどんどん発見できるかと。また、再演だとお客さんからも新しい角度からのアプローチを求められることも多いかと思うんですが、鴻上さんが『前回、ものすごく受け入れられた作品だから、もう1回同じコースに同じ直球を投げる』って言うんで、奇をてらうことことはしてないです。もし変わったと言われたら、松井さんの力と2年間の間の僕らのほんのちょっとの成長が加わったんだと思います」と自信をのぞかせる。

中村は、劇中歌を収めた新作ミニアルバム「ベター・ハーフ」を6月21日にリリース。「恋に不器用で、ゆえに真剣に恋をしてしまう人にはお勧めの1枚になっています」とコメントを寄せる。最後に風間が「この『ベター・ハーフ』という作品は、演劇が好きな人はもっと好きに、演劇をあまり見たことがない人は演劇好きにしてくれる、そんな作品だと思います。恋愛模様なんですが、観たお客さん自身の恋愛に必ずつながる部分がある、そんな皆さんの物語がある舞台です。今までに舞台を見たことがないお客さんにも、劇場に来てください。自信があります。本当に楽しみにしていてください」と観客に呼びかけ、会見は締めくくられた。

東京公演は7月17日まで。その後7月21・22日に愛知・愛知県産業労働センター ウインクあいち大ホール、28日から30日に福岡・久留米シティプラザ 久留米座、8月5・6日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。

「ベター・ハーフ」

2017年6月25日(日)~7月17日(月・祝)
東京都 本多劇場

2017年7月21日(金)・22日(土)
愛知県 愛知県産業労働センター ウインクあいち大ホール

2017年7月28日(金)~30日(日)
福岡県 久留米シティプラザ 久留米座

2017年8月5日(土)・6日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

作・演出:鴻上尚史
出演:風間俊介松井玲奈中村中片桐仁

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