岩谷時子賞、日本初演コゼット役の斉藤由貴が生田絵梨花の背中押す

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第8回 岩谷時子賞の授賞式が、本日6月12日に東京・パレスホテル東京にて行われ、加山雄三斉藤由貴劇団四季の瀧山久志、ピアニストの野田あすか、乃木坂46生田絵梨花、バイオリニストの服部百音が登壇した。

「第8回 岩谷時子賞」受賞者と審査員の市村正親。

「第8回 岩谷時子賞」受賞者と審査員の市村正親。

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「プリュメ街」を歌唱する生田絵梨花。

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岩谷時子賞は、作詞家、詩人、翻訳家であった岩谷時子の遺志を受け継ぎ、音楽・演劇界の明日を担う人材や、その向上・発展に功労のあった人物・団体に授与される賞。加山は岩谷時子賞、斉藤は特別賞、瀧山、野田、生田の3名は奨励賞、服部は音楽・芸術を志す個人や団体に送られるFoundation for Youthを獲得。 プレゼンターの市村正親から賞金の目録とクリスタルが贈呈されたのち、受賞者たちはそれぞれライブパフォーマンスを披露した。

瀧山久志

瀧山久志[拡大]

「レ・ミゼラブル」など、ミュージカルでの活躍が認められ受賞に至った生田は「まさか自分がいただけると思っていなかったので光栄です」とコメント。「普段アイドルとして活動をしているので、今までミュージカルを観たことのない方が(自身の活動によりミュージカルに)興味を持ってくださるとやりがいを感じます。これからも1人でも多くの方に魅力が伝わるようにがんばっていけたら。また舞台女優としてこれからも長く続けていけるようにコツコツと努力を重ねていきたい」と抱負を述べ、「レ・ミゼラブル」より「プリュメ街」を歌唱。また瀧山は「喜びと驚きと身の引き締まる思いで胸がいっぱいです。こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。諦めなくてよかったなという気持ちを噛み締めています」と喜びを語り、「アラジン」より「理想の相棒-フレンド・ライク・ミー-」を歌い上げた。

左から市村正親、斉藤由貴。

左から市村正親、斉藤由貴。[拡大]

授賞式後の囲み取材では、現在「レ・ミゼラブル」でコゼット役を務める生田と、1987年の日本初演時に同役を演じた斉藤の共演ということで、記者陣から生田へ「斉藤さんからアドバイスなどはありましたか?」との質問が飛ぶ。これを受け、生田は「相談したら斉藤さんも30年前に同じ悩みを抱えていらっしゃったとのことで、アドバイスをくださって、背中を押してくれた」と謝辞を述べた。また昨日6月11日に生田の演じるコゼットを観劇したという斉藤は「難しい役柄なんですけど、すごく素敵な存在感を持っていらっしゃった」と絶賛。「このまま疑わずに演じてほしい」とエールを送った。

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