Noism1が新作「Liebestod-愛の死」と「Painted Desert」のダブルビル公演

Noism1が「Liebestod-愛の死」「Painted Desert」を5月に新潟、6月に埼玉で上演する。

「Liebestod-愛の死」は金森穣が演出・振付を手がける新作デュオ作品。ワーグナー作曲の「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と終曲「愛の死」を用いて作品を立ち上げる。18歳のころからこの楽曲に惹かれていたという金森は新作に向けて、「このロマン主義的創作が私にとって、困難な現実から逃避するための手段ではなく、この時代をより切実に生きていくための、必然的な魂の所在であることを述べておきたい」と意気込みを語っている。なお、衣装をISSEY MIYAKEの宮前義之が担当する。

「Painted Desert」はNoism2の専属振付家・山田勇気による代表作。今回は同作をNoism1のメンバーが踊る。アリゾナの地名をタイトルに冠した本作では、真っ白な舞台空間に、舞踊家たちの“色”がにじみ出す。2014年初演時の演出ノートで山田は「これはダンスであり、35分のイメージであり、若いエネルギーであり、私（たち）が毎日の生活で感じた、いろいろな体験についての、観念のごった煮です」とコメントしている。