「滝沢演舞城」として2006年にスタートした「滝沢歌舞伎」は、バンジー、フライング、イリュージョン、アクションなどを織り交ぜた“和のスーパーエンタテインメント”。今作には、「滝沢歌舞伎2016」に引き続き
オープニングでは、滝沢をはじめとするキャスト陣が「春の踊りはよぉいやさぁ!」と高らかに宣言。続く「春の踊り」「いにしえ ~Night&Day~」では、滝沢がフライングを披露し、客席頭上を華麗に舞ってみせる。「滝沢歌舞伎2017」開幕にあたっての謝辞を滝沢が述べると、舞台後方からシックな白ジャケットに身を包んだ三宅が登場。三宅は、
滝沢による戸板倒しが見どころの「4剣士」や、6月17日に公開される滝沢の主演映画「こどもつかい」の紹介、さらにはイリュージョンを盛り込んだ「MASK」など、バラエティに富んだシーンが目まぐるしく展開し、舞台はいよいよ本作の名物との呼び声も高い「太鼓」のシーンへ。滝沢による桶胴の演奏と、三宅によるタップダンスが披露されたあと、舞台中央には巨大な“メカ太鼓”が出現。宙吊りになった滝沢と三宅が空中で回転しながら熱い演奏を繰り広げる中、2人をぐるりと囲んだジャニーズJr.たちは“腹筋太鼓”のパフォーマンスでさらに会場を盛り上げた。
続く滝沢と三宅のデュエット曲「浮世艶姿桜(うきよあですがたさくら)」では、2人をはじめとする総勢18名のキャストが、LEDを取り付けたセグウェイに乗って登場し、舞台上をところ狭しと駆け巡る。また、滝沢と三宅の2人が舞台上で歌舞伎俳優へと変貌を遂げる“生化粧”のシーンでは、MCを務める林と室が滝沢と三宅の再共演について言及する一幕も。さらにここでは、滝沢がプロデュースしたSnow Manの新曲「Boogie Woogie Baby」も披露され、三宅がデザインした金の衣装を着用した6人が、キレのあるダンスで観客を魅了する。また振付を担当したA.B.C-Zの五関晃一が映像出演するなど、ファンにはうれしいお楽しみシーンも用意された。
ジャニーズJr.たちの口上、そしてSnow Manと女性ダンサーによる舞いののち、赤と青、それぞれのイメージカラーを基調とした着物を身に付けた滝沢と三宅が、艶やかな女方に。女方初挑戦となる三宅が苦労したという舞いのほか、2人による立ち回り、滝沢扮する五右衛門のはしご乗りや刀投げなどが次々と披露された。
休憩を挟んだ第2部では、鼠小僧次郎吉(滝沢)の活躍を描いた「鼠小僧 夢小判~笑いあり、涙なし~」を上演。本作には、岡っ引きの仙吉(三宅)や、次郎吉のバイト先の女将・お丸(
囲み取材には、滝沢と三宅が出席。2年連続となる“ケンタッキー”コンビの共演について滝沢は「お客さんの期待も高まっているので、期待を裏切らないよう、いろいろなことを詰め込みました」と笑顔で語り、「2年目ということで、スタートから同じ方向を向けていたので、スムーズに稽古に入っていけました。気持ち的にも近い距離で芝居ができていると思います」と手応えを述べる。これを受け、三宅は「リニューアルしている部分もあるので、前回よりやることが多くなって大変ですが、万全な状態で臨みたいです」と意気込んだ。
初めて女方を演じた感想を問われた三宅は「やっぱり難しいですね。(滝沢と三宅)2人ともいい顔してるのに、メイクダウンしてるときがあるので気をつけてくださいと歌舞伎の先生に言われました」と吐露して会場の笑いを誘い、また互いが演じる女方の印象について「……素敵です」と2人が照れくさそうに褒め合う様子も見られた。
5月4日13:00公演で通算上演回数600回を迎える本作。三宅が「果てしなく、長く続いてほしいなと思います」と発破をかけると、滝沢は「体力が続く限り、やっていきたいですね」と意欲を見せる。最後に滝沢は「『もう一度健くんを!』という多くの方々の声で、今回の共演が実現しました。とにかく熱い春にしたいので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送り、三宅は「『滝沢歌舞伎』は、お客さんからの多幸感を味わえる作品。前回観た方も、そうでない方も、どちらにも楽しんでもらえるような作品になるように、日々精進して千秋楽まで走り抜けたいです」と結んだ。公演は5月14日まで。
「滝沢歌舞伎2017」
2017年4月6日(木)~5月14日(日)
東京都 新橋演舞場
企画・構成・総合演出:
演出:
出演:滝沢秀明、Snow Man(
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- 公演情報 日程・上映時間:新橋演舞場-歌舞伎・演劇|松竹株式会社
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