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坂本昌行×長野博×井ノ原快彦「戸惑いの惑星」は「今まで観たことのない作品」

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「TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』」より。

「TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』」より。

「TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』」が、本日1月21日に東京・東京グローブ座にて開幕。これに先がけゲネプロが報道陣に公開され、キャストの坂本昌行長野博井ノ原快彦が囲み取材に応じた。

夢を糧に人生を切り拓いてきた3人の男が、ふとした違和感や不安に立ち向かう姿を、20th Century(トニセン)の楽曲に乗せて描く本作。作・演出は、3人が出演した2014年上演のミュージカル「ON THE TOWN」で翻訳・訳詞を担当したG2が手がけている。

ゲネプロは、ステージ奥から登場した坂本、長野、井ノ原の前説でスタート。1通の手紙をもとに、3人は「どんなことに戸惑うか」について話し合いを始める。始めは坂本、長野、井ノ原として会話を繰り広げていたが、いつしか3人はそれぞれ三池、由利、長谷川という劇中の登場人物になっていく。

画家を目指す三池、子供時代に目撃した“奇跡”を研究する由利、小説家志望の長谷川は、学年の異なる同じ高校の同窓生。それ以外の共通点がないにもかかわらず、3人はふとしたきっかけで同じ曲を聞いたことがあると知る。ここで三池はトロンボーン、由利はホルン、長谷川はフリューゲルホルンでこの作品のためにつくられたオリジナルナンバー「Change your destiny」を吹き鳴らし、切ない記憶をさかのぼる旅へ観客をいざなう。

劇中にはこのほか、2016年に発売されたV6最新シングルのカップリング曲「不惑」、2008年のシングル「オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ」などこれまでトニセンが発表してきた楽曲から6曲が登場。それぞれ舞台上演用にアレンジが加えられたナンバーを3人は時に高らかに、時にしっとりと歌い上げ、ダンスも交えながら多彩に繰り広げた。またヤクザにマダム、バーのマスターに老母などさまざまな登場人物に扮する坂本、長野、井ノ原のコミカルな演技にも注目したい。

ゲネプロを終え、舞台衣装で囲み取材に登壇した3人。この作品をひと言で表すなら、と記者に尋ねられると「今まで観たことのない作品」と声を揃える。井ノ原は「『自分たちの曲だけを使って新しい物語を作るのはしたことないね』と話していて。1年半くらい前から話が持ち上がっていたので、やっと実現したって感じです」と笑顔を見せる。

またタイトルに入っている「TWENTIETH TRIANGLE TOUR」は、井ノ原の依頼でジャニー喜多川が命名したもの。こうした公演をライフワークにしていきたいと持ちかけたところ、ジャニー喜多川から「最高だよ! これからもずっと続けなさい」と励まされたエピソードを紹介する。坂本は「“TTT”(という文字列)が3人揃って支え合ってるみたいに見えるんですよね。うれしかった」としみじみ語った。

また初挑戦したホーン演奏の話題になると、井ノ原は「みんな、吹いてみて奇跡的に音が出たものを選んだんですけど、次の日には全く出なくなって……」と楽器選定時のエピソードを紹介。練習でノイローゼのようになっていた姿を暴露された長野は「ホント音が全然出なくて……(笑)。稽古場にホルンを持って行くの忘れて自宅に帰ったり、精神的な戸惑いがありました」とタイトル「戸惑いの惑星」になぞらえつつ、苦笑した。

東京公演は2月14日まで。その後、2月18・19日に福岡・キャナルシティ劇場、2月24日から26日まで大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティと巡演する。

「TWENTIETH TRIANGLE TOUR『戸惑いの惑星』」

2017年1月21日(土)~2月14日(火)
東京都 東京グローブ座

2017年2月18日(土)・19日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場

2017年2月24日(金)~26日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作・演出:G2
出演:坂本昌行長野博井ノ原快彦

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