「新春浅草歌舞伎」尾上松也＆中村壱太郎、自分そっくりの羽子板を手に挨拶

昨日12月18日に行われた東京・浅草寺の羽子板市に、尾上松也と中村壱太郎が登場した。

羽子板市は、毎年12月の17・18・19日の3日間、台東区の浅草寺境内にて行われている年中行事。2017年1月開幕の「新春浅草歌舞伎」に出演する松也と壱太郎は、それぞれの扮装があしわれた特製の羽子板を手に、公演への意気込みを語った。

松也は「お寒い中、こうしてお集まりいただきありがとうございます」と集まった人々を気遣い、「新春浅草歌舞伎の前に、こうして浅草の羽子板市に来させていただきましてうれしく思っております。こうして多くの方にお集まりいただき、やる気がわいてまいります。また、浅草の皆さまと新春浅草歌舞伎を盛り上げていきたいと思います」と宣言。

続く壱太郎は「私、3年ぶりに新春浅草歌舞伎に戻ってこれましてうれしく思っております」と出演の喜びを口にし、「初めてこの羽子板市に来させていただき、自分の顔を模した羽子板を作っていただけると思ってもおらず、うれしく思っております。ぜひ、この羽子板市の熱狂を新春浅草歌舞伎にもつなげていこうと思っています。皆さまよろしくお願いいたします」と挨拶した。

「新春浅草歌舞伎」は、2017年1月2日から26日に東京・浅草公会堂にて上演。第1部に「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」「義経千本桜 吉野山」、第2部に「双蝶々曲輪日記 角力場（すもうば）」「御存 鈴ヶ森」「棒しばり（ぼうしばり）」がラインナップされている。