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野田秀樹発案の“文化混流” プロジェクト「東京キャラバン」がブラジル・リオで

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2015年に行われた「東京キャラバン」の様子。(撮影:井上嘉和)

2015年に行われた「東京キャラバン」の様子。(撮影:井上嘉和)

「東京キャラバン2016」が、ブラジル・リオデジャネイロ、東北地方、東京の3カ所で開催される。

「東京キャラバン」は、野田秀樹発案の「人と人が交わるところに『文化』が生まれる」というコンセプトに賛同したさまざまなジャンルのアーティストが集う文化ムーブメント。東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトの1つとして2015年に企画され、昨年度は彫刻家の名和晃平や現代アーティストの日比野克彦、松たか子や宮沢りえといった面々が参加した。

本年度は野田に加え、スカバンドの東京スカパラダイスオーケストラ、能楽師の津村禮次郎、振付家・ダンサーの井手茂太、音楽家の原摩利彦、ミュージシャンのアート・リンゼイらが参加。リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピックの開催に合わせ、現地時間の8月18日から21日までブラジル・リオデジャネイロのパソ・インペリアルにて、現地アーティストを交えた “文化混流” ワークショップが実施される。

また9月には福島および宮城での開催を予定しており、これらを経て創作されたパフォーマンスが、10月21・22日に行われる六本木アートナイトにて公開。なおこのプロジェクトは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて今後もさらに活動を充実させながら、全国各地にてワークショップおよび公演を行う予定。

野田秀樹コメント

日本語の「文」という文字と「交」という文字を見比べて欲しい。
日本語がわからない人でも、二つの文字が似ていることは、お分かりになるだろう。
「文」は、文化の「文」であり、「交」は、交通の「交」である。
この東京キャラバンは、「文化とは、交通なのである」という想いからつくられた「文化旅団」=「文化サーカス」である。いろいろなところを行ったり来たりしながら、文化というのは、生き続けていくという想いだ。だから、このたびも、オリンピック真っ盛りのリオデジャネイロに出没して、リオのアーティストたちと、しばし「交」わり、その出会いで生まれた、新たなものを、東京に、日本に持ち返る。そんなことをしているうちに、いつの間にか、新たな生き生きとした「文化」が、また生まれていくのではないか。「文化」とは、そんな生き物のような気がする。
このたび東京からは、東京スカパラダイスオーケストラと、身体性に優れたパフォーマーたちとがこのリオにやって来た。
リオと東京は、地球の真反対に位置する。だから、足元の地面を掘り続ければ、きっと出会う。そんな子供の頃の妄想を出発点に、「地球の反対側に向かって掘る」をテーマに、地球の反対側の東京からやって来たアーティストたちと、このリオのアーティストが出会う。そこで何が生まれるか。
このたびの東京キャラバンはそのことに賭けてみたい。

「東京キャラバン2016」

「東京キャラバン in RIO」

2016年8月18日(木)~21日(日)
ブラジル リオデジャネイロ パソ・インペリアル

出演:東京スカパラダイスオーケストラ津村禮次郎井手茂太、“東京キャラバン”アンサンブル、原摩利彦、野田秀樹、アート・リンゼイ、ブラジルのアーティスト

「東京キャラバン in 東北」

2016年9月上旬
福島県および宮城県

出演:東京スカパラダイスオーケストラ、津村禮次郎、“東京キャラバン”アンサンブル、野田秀樹 ほか

「東京キャラバン in 六本木アートナイト」

2016年10月21日(金)・ 22日(土)

出演:東京スカパラダイスオーケストラ、津村禮次郎、“東京キャラバン”アンサンブル、原摩利彦、野田秀樹 ほか

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