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五大陸を代表する作品が静岡に、「ふじのくに→せかい演劇祭2016」開催

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「ふじのくに→せかい演劇祭2016」(→は相互矢印が正式表記)が、4月29日から5月8日まで静岡・静岡芸術劇場ほかにて開催される。

今年の見所は“五大陸を代表する演劇が静岡に集結”すること。南アフリカのウィリアム・ケントリッジや、フランスのオリヴィエ・ピィ、カナダのワジディ・ムアワッドといったベテランの作品から、オーストラリアのティム・ワッツ、レバノンのサウサン・ブーハーレドといった若手の作品まで、幅広い演目が来日する。

またSPAC芸術監督の宮城聰演出によるSPAC新作「イナバとナバホの白兎」が、フランスでの世界初演に先駆けてプレ上演されるほか、日本、シンガポール、インドネシア3カ国の国際共同制作による、野田秀樹作&オン・ケンセン演出の「三代目、りちゃあど」が世界初演されることも注目を集めている。

さらに、平田オリザ、オン・ケンセン、宮城聰が登壇する「シンポジウム 演劇の力ってなんだろう?」をはじめ、関連企画も多数。スケジュールをよくチェックして出かけよう。

宮城聰コメント

「ミョーに分かりやすいものは、すべて疑おう。」

いま、世界はどういうことになっちゃってるのか。
日本はどうなっていて、アジアはどうなっているのか。
たしかにとても知りたい。
でも、今も昔も人間の能力は大差がなく、知ることができる量も大差ない。
大差ないのに、昔より知ることが「できそう」に思えるから、そのぶん、人間は焦る。
で、「分かりやすい」ものがすごく求められる。
でも、多数の人びとが分かりやすいことに飛びつくとロクなことはなかったようだ。
だから「さっさと知りたい」という焦りをおさえないといけない。その代わり、地道に身体感覚と想像力を磨く。たぶんそれがいい。
世界の演出家たちはそのための方法をふたつ見つけ出した。古典を読み直すこと、と、自分を描いてみること。
彼らは世界を説明はしないが、でも、世界を感じさせてくれる。

「ふじのくに→せかい演劇祭2016」

4月29日(金・祝)~5月8日(日)
静岡県 静岡芸術劇場 ほか各所

[ラインナップ]
「イナバとナバホの白兎」
2016年5月2日(月)~5日(木・祝)
静岡県 駿府城公園

演出:宮城聰
台本:久保田梓美、出演者一同による共同創作
音楽:棚川寛子
空間構成:木津潤平
出演:赤松直美、阿部一徳、石井萠水、大内米治、大高浩一、加藤幸夫、榊原有美、桜内結う、佐藤ゆず、鈴木真理子、大道無門優也、武石守正、舘野百代、保可南、寺内亜矢子、野口俊丞、布施安寿香、本多麻紀、牧山祐大、美加理、三島景太、森山冬子、山本実幸、横山央、吉植荘一郎、吉見亮、渡辺敬彦

「三代目、りちゃあど」
2016年4月29日(金・祝)~5月1日(日)
静岡県 静岡芸術劇場

作:野田秀樹
演出:オン・ケンセン
出演:中村壱太郎、茂山童司、ジャニス・コーヤ、ヤン・C・ヌール、イ・カデック・ブディ・スティアワン、江本純子、たきいみき、久世星佳

「オリヴィエ・ピィのグリム童話『少女と悪魔と風車小屋』」
2016年5月7日(土)・8日(日)
静岡県 舞台芸術公園 野外劇場「有度」
原作:グリム兄弟
作・演出:オリヴィエ・ピィ
出演:フランソワ・ミショノー、レオ・ミュスカ、バンジャマン・リテール、デリア・セピュルクル・ナティヴィ

「ユビュ王、アパルトヘイトの証言台に立つ」
2016年5月3日(火・祝)・4日(水・祝)
静岡県 静岡芸術劇場
作:ジェーン・テイラー
演出:ウィリアム・ケントリッジ

「火傷するほど独り」
2016年5月7日(土)・8日(日)
静岡県 静岡芸術劇場
作・演出・出演:ワジディ・ムアワッド

「It’s Dark Outside おうちにかえろう」
2016年4月29日(金・祝)~5月1日(日)
静岡県 舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」
作・演出:ティム・ワッツ、アリエル・グレイ、クリス・アイザック

「アリス、ナイトメア」
2016年5月6日(金)~8日(日)
静岡県 舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」
作・演出・出演:サウサン・ブーハーレド

[関連企画]
・「シンポジウム 演劇の力ってなんだろう?」
2016年5月3日(火・祝)
静岡県 駿府城公園内フェスティバル garden
出演:平田オリザ、オン・ケンセン、宮城聰
司会:中井美穂

・お茶摘み体験をしよう! in 舞台芸術公園
・フェスティバルgarden/フェスティバルbar
・「まちは劇場」プロジェクト ストレンジシード
・みんなの nedoco プロジェクト

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