小野リサがブラジルの最高勲章を受章、セレモニーで歌唱

小野リサが音楽活動の功績を認められ、ブラジルの最高勲章の1つである「リオ ブランコ国家勲章」を受章。その叙勲セレモニーが昨日8月20日に東京・外苑前のブラジル大使館内で行われた。

過去には坂本龍一やラモス瑠偉なども受章してきたこの勲章は、外交分野で日本とブラジルの架け橋となった功績を認められた人物に贈られるもの。ブラジル大使から勲記及び勲章が贈呈された小野はポルトガル語での受章スピーチを流暢に行い、生まれ育ったサンパウロで触れた音楽や環境のこと、日本とブラジルの文化の狭間でボサノバを歌い始めたことなどを語った。

セレモニー終盤には小野はボサノバのスタンダード楽曲「慎ましい人々」「あなたなしでは生きられない」「パストリーニャス」を披露。来場していた小野の母が涙する光景も見られた。

小野リサコメント

このたびは素敵な賞をいただきありがとうございます。これからも日本とブラジルが1つになれるよう務めていきたいと思ってます。皆さんも一緒に楽しんでいただけたらと思います。ブラジルの音楽は本当に素晴らしく、表現も多彩で、そんな中で育ったことを宝物の1つとして大事にしていきたいです。来年のワールドカップなどでブラジルを訪れた方にはぜひサンバなどでも象徴されるような、現地ブラジルの人の喜び、楽しさを感じていただければうれしいです。