GARNET CROW、本拠地大阪ラストライブで有終の美

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GARNET CROWのラストライブ「GARNET CROW livescope ~FINAL~」が、6月9日に大阪・グランキューブ大阪 メインホールで開催された。

6月9日に大阪・グランキューブ大阪 メインホールで開催された「GARNET CROW livescope ~FINAL~」の模様。

6月9日に大阪・グランキューブ大阪 メインホールで開催された「GARNET CROW livescope ~FINAL~」の模様。

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中村由利(Vo)

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AZUKI 七(Key)

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岡本仁志(G)

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古井弘人(Key)

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5月24日に東京、6月8、9日に大阪で行う単独公演「GARNET CROW livescope ~FINAL~」をもってバンドの解散を発表していたGARNET CROW。彼らはこの日活動拠点である大阪の地でキャリアを総括する全25曲を披露し、13年のバンドの歴史に終止符を打った。

定刻を過ぎ、ステージを覆っていた幕にギターを弾く岡本仁志(G)のシルエットが浮かび上がる。幕が落ちると中村由利(Vo)が「Rhythm」を歌い始め、ライブの口火を切った。続けて中村はミステリアスなダンスナンバー「Misty Mystery」を歌い終え、クールな表情から一転、柔らかい笑顔で「皆さーん、こんばんはー!」と客席に向かって手を振った。

「今日は私たちのラストライブへようこそお越しくださいました。どうもありがとうございます。今夜は皆さんとともに一番素敵な、一番楽しい思い出を作れたらと思ってますので、皆さんも楽しんで帰ってください!」という挨拶を挟んで、「夏の幻(secret arrange ver.)」「Last love song」といった初期のシングル曲が連投される。続く「向日葵の色」ではAZUKI 七(Key)が奏でるピアノの音色が切ない雰囲気を作り出し、中村は芯のある歌声で楽曲の世界観を表現した。

MCで彼らは2000年のデビュー当時を回想。中村は声が少年のようだと言われていたこと、岡本はデビュー当日に発した言葉が「お疲れさまです」だけだったことなどを懐かしみながら振り返った。デビュー曲がアニメ「名探偵コナン」のオープニングテーマに採用されて以降、同アニメと密接な関係を保っていたGARNET CROWだけに、「コナン」にまつわる思い出話が繰り広げられる場面も。そしてその流れでデビュー曲「Mysterious Eyes」、劇場版「名探偵コナン」の主題歌「Over Drive」が2曲続けて届けられた。

弦楽カルテットと指揮者・池田大介が参加すると、バンドはより厚みを増したアンサンブルで「closer」「空に花火」といったバラードナンバーを披露し観客の心をつかむ。池田がこの日のためにストリングスアレンジを施したという「夢のひとつ」では、岡本、AZUKI、古井弘人(Key)の3人が退場。中村はストリングスとドラム、ベースをバックに同曲をじっくりと歌い上げた。岡本がボーカルを取る恒例のコーナーでは、彼は「懐かしい曲を歌います」と告げて「千以上の言葉を並べても…」を歌唱。穏やかな歌声によって場内に温かな空気がもたらされたところで、衣装替えをした中村が再登場し「まだまだ盛り上がりましょう!」と叫ぶ。そして「涙のイエスタデー」「ロンリーナイト」「wish★」「U」と、言葉通り会場を盛り上げるナンバーを立て続けに熱演した。

「call my name」「世界はまわると言うけれど」といったミドルナンバーを経た本編最後のブロックでは、「ふたり」「Smiley Nation」とノリのいい楽曲が連発され、オーディエンスも一気にヒートアップ。中村はジャンプしながら歌ったり、観客の合唱を煽ったりと楽しそうにステージ上を行き来する。ラストの「今宵エデンの片隅で」では銀テープが噴射され、ライブは湿っぽさを感じさせないハッピーな空気の中で締めくくられた。

「GARNET! GARNET!」という客席からの盛大なコールを受けて再びステージに上がった4人は、ファンへの感謝の気持ちを込めて未発表曲「バタフライ・ノット」を贈る。続く「Fall in Life ~Hallelujah~」で中村は「どうもありがとう! みんな元気でね、さよなら!」という別れの言葉を投げかけ、ライブを大団円に導いた。しかしアンコールを終えてもファンの歓声は鳴り止まず、それに呼ばれるように三度姿を現したメンバーたち。ここで中村は「私たちは2000年にデビューしてから、ノンストップで駆け抜けてまいりました。これもファンの皆さんのおかげだと思っています。13年間、多くの温かい声援をどうもありがとうございました。私たちは常々、皆さんの心に残る楽曲を妥協せずに作り続けていきたい、そういう一心で制作をしてきました。私たちは解散しますけど楽曲は生きています。皆さんの心の中でふとした瞬間、人生の節目の瞬間に私たちの楽曲が流れて、皆さんの人生がもっともっと実りあるものになることを願っています。これからも私たちが作り上げてきた楽曲を聴き続けてください」と真摯にメッセージを伝え、観客の涙を誘った。

そして中村は「最後に、皆さんに知ってもらえるきっかけとなったこの曲でお別れしたいと思います」と述べ、2002年のヒットシングル「夢みたあとで」をプレゼント。すべての演奏を終えたメンバーは前に出て、中村の「応援ありがとうございました!」という肉声での挨拶とともにファンに向かって大きくお辞儀をした。こうして約3時間にわたるラストライブは幕を閉じ、彼らは華々しくGARNET CROWとしての活動を終えた。

なおこの日の公演の模様が、7月20日(土)23:00よりWOWOWライブにてオンエアされる。足を運べなかったファンは放送を楽しみにしておこう。

「GARNET CROW livescope ~FINAL~」2013年6月9日セットリスト

01. Rhythm
02. Misty Mystery
03. flying
04. 夏の幻(Secret Arrange ver.)
05. Last love song
06. 向日葵の色
07. Mysterious Eyes
08. Over Drive
09. closer
10. 空に花火
11. 夢のひとつ
12. 千以上の言葉を並べても…
13. 涙のイエスタデー
14. ロンリーナイト
15. wish★
16. U
17. call my name
18. 世界はまわると言うけれど
19. Yellow Moon
20. ふたり
21. Smiley Nation
22. 今宵エデンの片隅で
<アンコール>
23. バタフライ・ノット
24. Fall in Life ~Hallelujah~
<ダブルアンコール>
25. 夢みたあとで

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読者の反応

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らいとにんぐ @light_syukiobi

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兄が当時大阪いたし親を説得しようとしたなぁ…

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