これは1991年9月21日に発売された「Parallel World I KUBOJAH」に続く、“Parallel World Series”の第2弾。“Parallel World Series”は、久保田利伸の真骨頂と言えるR&Bやファンクミュージックと並行して、彼が別ジャンルに挑戦する企画性の高い作品群のことで、前作「KUBOJAH」でレゲエ、そして今作でボサノバをフィーチャーする。
今回の収録曲はすべて久保田自身の解釈によるボサノバアレンジを施し、従来の歌唱法をそれらに見合うスタイルに変更。セルフカバーとなる「雨音」「Dance If You Want It」「a Love Story」や、スティーヴィー・ワンダー「My Cherie Amour」やTHE ISLEY BROTHERS「Between The Sheets」などの洋楽カバー、さらにボサノバのスタンダード「Corcovado」、インタールード、新たに自身が書き下ろした2曲を含む全11トラックが収められる。
久保田は今作の制作にあたって、4月23日から3日間、自身初となるブラジル・リオデジャネイロでのレコーディングを敢行。現地では、ボサノバミュージックの創始者と言われるアントニオ・カルロス・ジョビンの実孫にあたるピアニストのダニエル・ジョビンとセッションを行った。
本人はこのアルバムについて「R&Bばかりを愛し続けているようなイメージの私ですが、実は聴くものとしてはボサノバも負けず劣らず大好きです。実は20年ほど前にレゲエばかりの特別アルバム『KUBOJAH』を作ったときから次はボサノバだと決めており、その制作のチャンスをずっとうかがっておりました。実際何曲もボサノバをやってみて、エモーションを追求し続けるR&Bのものとは違う、素朴でかつ、カラフルな歌い方を発見することができました。今後作っていく曲たちにも、なんらかのよい影響を与えそうです」とコメントしている。
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好きのしるしのkiss @rexit
一昨年のアルバムだけど気になるな。 → 久保田利伸×ボサノバ=“KUBOSSA”!ブラジルRecの会心作 - 音楽ナタリー http://t.co/Epe7h8atLM