EXILEリーダーHIRO、年内でパフォーマー引退

EXILEのリーダー・HIROが今年をもってパフォーマーを引退することを発表した。彼は今後もEXILEに在籍しながら、所属事務所・LDHの社長業とプロデューサー業に専念する。

パフォーマーとして24年間走り続け、今年6月で44歳を迎えたHIRO。本日4月3日にマスコミ向けに発表されコメントで、彼は「私事で大変恐縮ですが、2013年を以て、EXILEとしてのパフォーマー人生に一区切りをつけ、EXILEの未来を創る新たなステージへ踏み出すことを決意いたしました」と報告した。続けて「けれど、それは同時に、EXILE第四章への新たなスタートであると思っています」「EXILEの一族全員が夢を共有し、誇りと志を継承していき、若い世代の新しい血が加わることによって、僕らのエンタテインメントの可能性は膨らんでいくのだと……」と、EXILEの未来について言及している。

HIROは1989年よりZOOのメンバーとして活動し、1999年に自身がリーダーとなってEXILEの前身グループ・J Soul Brothersを結成。その後2001年8月にJ Soul BrothersがEXILEに改名してヒットを飛ばす傍ら、2003年から芸能プロダクション・LDHの代表取締役を務めている。なおLDHには現在EXILE、三代目 J Soul Brothers、GENERATIONS from EXILE TRIBE、E-girls、DEEP、佐田真由美、岩堀せり、長谷川潤、RIKACOなどが所属している。

HIRO コメント

拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

EXILEをいつもご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、皆様にお伝えしたいことがございます。

私事で大変恐縮ですが、
2013年を以て、EXILEとしてのパフォーマー人生に一区切りをつけ、
EXILEの未来を創る新たなステージへ踏み出すことを決意いたしました。
今日まで、EXILEとともに全力で走り続けてまいりました。
気がつくと、この6月で44歳になり、
この世界で仕事をさせていただくようになってから24年が経ちます。
EXILEのパフォーマーHIROとして、これまで多くの皆様と素晴らしい時間を重ねられたことに、
深く感謝しております。

決して優等生ではなかった僕ではありますが、
本当にたくさんの仲間に出会い、支えられてきました。
リアルな「Love, Dream, Happiness」に気づくことができ、
多くの方々と幸せを共有する喜びを知りました。
夢を叶えるために、試練から逃げることなく本気で想い続けること、
全力でやり続けることの大切さも学べたような気がしています。

大好きなダンスを極めたい一心でこの世界に入った僕が、
ダンスを通じて大切な方々にめぐり会ったことで、エンタテインメントの素晴らしさを知り、
自分の生きる意味、生かされる意味にも気づかされました。
たくさんの方々の笑顔、たくさんの方々の涙、
たくさんの方々の心とふれあうことで、
心の底から「Love, Dream, Happiness」を感じることができました。

僕のEXILEとしてのパフォーマー人生は、
14人になってからの第三章とともに、2013年で終わりを迎えます。
けれど、それは同時に、EXILE第四章への新たなスタートであると思っています。

僕にとって人生そのものであり、僕自身も大ファンであるEXILEが、
これからもずっと輝き続けていくという夢を叶えるために、
そしてEXILEがもっと多くの方々に必要とされ、大切な存在となれるよう、
2014年から、僕自身が持っているエネルギーと情熱のすべてを
“EXILEの新たな創造”という挑戦に向けて注いでいく所存です。

EXILEの一族全員が夢を共有し、誇りと志を継承していき、
若い世代の新しい血が加わることによって、
僕らのエンタテインメントの可能性は膨らんでいくのだと……。
それは必ず、EXILEの輝く未来につながり、
皆様に喜ばれるEXILEで在り続けることになると信じています。

この先、未来に向かってEXILEは、グループから一族へ、
さらにはアーティストを超えてエンタテインメントのクリエイティブ集団へ、
より大きな概念へと進化していくのかもしれません。
それはきっと、EXILEを今この一瞬だけではなく、
未来の子どもたちにも残せるようにするための形であり、
5年後も、10年後も、ずっとその先も……
多くの方々を笑顔にしたいという僕らの夢の形でもあります。

2014年からは、今までとは違った見え方にはなりますが、
新たな表現者EXILE HIROとして全身全霊で頑張ってまいります。

これまでEXILEを支えてくださった皆様への恩返しの気持ちと
EXILE PRIDEを胸に全力を尽くしていきたいと思いますので、
これからもご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いいたします。